日本エンタープライズは12月急騰から一旦反落したが切り返す、1月10日に第2四半期発表

  コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ <4829> (東2)の株価は、急騰して付けた12月高値から一旦反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。1月10日予定の第2四半期累計(6月~11月)業績発表が接近して期待感が高まる可能性もあるだろう。   コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開し、携帯電話販売会社との協業を強化している。また中国では、チャイナテレコムの携帯電話販売店運営と電子コミック配信サービスを展開している。配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルが基本であり、13年3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。   今期(14年5月期)の連結業績見通しは、投資有価証券売却益3億79百万円を特別利益に計上するとして12月26日に純利益を増額修正した。修正後の売上高は前期比20.9%増の50億円、営業利益は同39.7%増の5億20百万円、経常利益は同27.7%増の5億円、純利益は同60.7%増の5億69百万円である。コンテンツサービス事業はスマホ有料会員の増加を背景に交通、ライフスタイル、電子書籍、ソリューション事業は広告や中国事業が好調だ。なお1月10日に第2四半期累計の業績発表を予定している。   株価の動き(12月1日付で株式100分割)を見ると、ネット関連人気で急騰して付けた12月11日高値435円から12月20日の249円まで一旦は反落したが、足元では300円近辺まで戻して切り返しの動きを強めている。12月27日には317円まで戻す場面があった。   1月7日の終値297円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS15円09銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS101円25銭で算出)は2.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって切り返している。強基調の形であり、過熱感が解消して12月高値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ<4829>(東2)の株価は、急騰して付けた12月高値から一旦反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。
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2014-01-08 09:15