東亜建設工業は昨年10月高値に接近、五洋建に比べで遅れ
東亜建設工業 <1885> は、8日(水)、12円高の256円と3営業日ぶりに反発、10月30日につけた昨年来の高値262円に迫っている。2014年度予算案で、公共事業予算は東京五輪対策などを進めることが明らかになっており、改めて港湾区域の液状化対策、羽田経済特区の開発で、海上土木に強い同社に受注機会が増えるとの期待感が高まっており、短期的に注目したい。
国内土木事業では、海上土木分野をコア事業とし、防災、減災、リサイクル技術のさらなる深化を図るとともに、引き続き被災地の復興に注力。国内建築事業では、採算性を重視した上での事業量の確保、設計施工・特命案件の拡大、組織の機能集約によるコストダウン等により収益性向上を推進。海外事業では、東南アジアを拠点とし、海上土木工事と火力発電所等プラント工事を事業の中核に据え、今後も緩やかな拡大を目指し、2014年3月期業績予想は、売上高1735億円(前年同期比7.8%増)、営業利益28億円(同14.2%増)、経常利益23億円(同3.7%増)、純利益9億円(同4.3倍)を見込む。年間配当は2円復配を予定している。
株価は、2020年東京オリンピック・パラリンピック誘致に伴う施設整備、インフラ整備に対する期待感から、10月30日に昨年来の高値262円と買われた後、12月24日安値208円まで調整を挟んで上昇。PBR0.88倍と割り負け、洋上風力発電への取り組みも期待材料として浮上している。目先5日移動平均線がサポートする形で上値を試しており、高値奪回から一段高へ向かうか注目されよう。同業の五洋建設に比べ出遅れている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東亜建設工業<1885>(東1)は、8日(水)、12円高の256円と3営業日ぶりに反発、10月30日につけた昨年来の高値262円に迫っている。
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2014-01-09 09:30