日経平均終値は31円高、米雇用統計の発表を控えもみ合い
10日の日経平均株価は、31円73銭高の1万5912円06銭と小幅反発で終えた。
米雇用統計の発表を前に、前日のNYダウは様子見ムードで小幅続落。ドル・円のもみ合いもあり、日経平均は方向感のない動きに終始した。寄り付きは95円安の1万5785円でスタートし、ファーストリテイリング <9983> やヤフー <4689> の上昇もあり何度かプラスに転じたが、すぐにマイナス圏に押し戻された。ただし、大引け前には再度プラスに転換し、小幅高で取引を終えた。
個別では、国内販売権を持つ新薬が米国で臨床試験進展と報じられたことで大日本住友製薬 <4506> が急騰。証券会社による目標株価引き上げが好感されたマツダ <7261> や、配当予想を大幅増額したダイセキ環境ソリューション <1712> も大きく買われている。
また、今11月期の過去最高益更新計画を打ち出したキユーピー <2809> 、今8月期1Qが好決算となったファーストリテイリング、今6月期予想を再上方修正したテー・オー・ダブリュー <4767> なども急伸した。
一方、今2月期3Q業績が経常減益となった久光製薬 <4530> が大幅安。今2月期3Qの大幅な最終赤字が継続した吉野家ホールディングス <9861> も売られ、競合コンビニとの競争激化の影響が懸念されたローソン <2651> 、今2月期予想を大幅減額修正したエコートレーディング <7427> なども弱含んだ。
業種別では、空運株や石油株、タイヤ株、銀行株などが底堅い動きをみせた一方、鉱業株、不動産株、保険株などが軟調となった。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、31円73銭高の1万5912円06銭と小幅反発で終えた。
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2014-01-10 15:00