中国の証券会社初、最大手の国泰君安が上海自由貿易試験区に進出

 中国の証券会社最大手、国泰君安証券が13日、中国(上海)自由貿易試験区に支社を開業した。証券会社が同試験区に進出するのは初めて。  同社の万建華董事長(代表取締役)は開業にあたり、「試験区の支社は、クロスボーダーな証券業務・財産管理業務・資産管理業務を全面的に展開する」と述べた。 ********** ◆解説◆  中国では、銀行、証券会社、信託会社、独立系資産管理会社などさまざまな金融機関が、資産管理などの業務を行っている。顧客対象は増加しつつある富裕層だ。  国泰君安証券はいずれも1992年に設立された国泰証券と君安証券が1999年に合併して発足した。登録資本金は61億元(約1046億円)。2010年、グループ会社の国泰君安国際控股有限公司が香港証券取引所に上場。中国大陸部の証券会社のグループ会社として、初めての上場だった。  同社銘柄は2011年、ハンセン指数に組み込まれた。(編集担当:如月隼人)
 中国の証券会社最大手、国泰君安証券が13日、中国(上海)自由貿易試験区に支社を開業した。証券会社が同試験区に進出するのは初めて。
2014-01-14 14:30