【今週の注目銘柄】ランドセルが海外で人気化、人工皮革に再評価気運
少し前に、一部メディアで「ランドセルが中国人観光客に人気」という記事が取り上げられていた。ランドセルは日本土産としてのほか、中国の子どもの通学用としての需要も出始めているという。また、欧米においてもファッション性が評価されつつあると聞く。
子どもが長期間使用しても破損しない丈夫さが人気の一因となっているようで、評判が高まれば、今後は海外でも通学用のスタンダードになることも考えられる。
ランドセルの素材は牛革や人工皮革などあるが、なかでも人工皮革「クラリーノ」が圧倒的な人気を集めている。「クラリーノ」はクラレ <3405> が開発した合成繊維ビニロンで、丈夫さと軽さ、手入れの簡単さなどから、ランドセルのほか、各種ボール、シューズ、グローブなどにも使われている。
ランドセルが話題となれば、海外売上拡大でクラレの業績寄与が見込まれるうえに、「クラリーノ」の評価が高まれば素材としての利用拡大が期待できる。
人工皮革業界では、中国メーカーの進出による価格競争の激化などで採算性が悪化し、構造改革が課題となっていた。しかし、中国の人件費高騰などでコスト差は縮まっており、クラレも「クラリーノ」の事業構造改革を大幅に進展、中期経営計画では安定収益確保が見込まれる素材とされている。
10月29日に発表された同社の今12月期4―9月期決算(今期は変則9カ月決算)は売上高が2226億1300万円(前年同期比11.7%増)、営業利益は269億4500万円(同9.3%増)で着地。従来予想と比較して、営業利益が10億円弱の上積みとなった。また、通期予想は営業利益を据え置いた一方、売上高を増額している。
8月の年初来高値以降、調整局面にあるクラレ株は仕込み買いの好機にあると考えられる。(編集担当:片岡利文)
少し前に、一部メディアで「ランドセルが中国人観光客に人気」という記事が取り上げられていた。ランドセルは日本土産としてのほか、中国の子どもの通学用としての需要も出始めているという。
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2014-11-02 10:00