UMNはストップ高、インフルワクチンの臨床試験で安全性を確認

 UMNファーマ <4585> は午前9時27分に700円ストップ高の4015円で寄り付いた。4000円台回復は昨年(13年)12月17日以来。15日引け後、アステラス製薬 <4503> と共同で開発を進めている季節性インフルエンザワクチン「ASP7374」の第3相臨床試験の進展状況を開示した。  昨年(13年)10月に治験薬接種が完了した2試験について、20歳以上60歳未満の900名を対象に、国内既承認ふ化鶏卵ワクチンの皮下接種での免疫原性などを比較した試験では、既承認ワクチンに対する非劣性基準を満たし、安全性にも大きな問題がないことが確認された。また、61歳以上の55名を対象とした試験でも安全性に大きな問題がないことが確認され、筋肉内接種での免疫原性も確認された。  ASP7374はバイオ医薬品の次世代製造プラットフォーム「BEVS」を用いて製造されており、UMNは今回の試験結果がBEVSを用いた季節性組換えインフルエンザHAワクチンのポテンシャルを示すものとした。ASP7374は現在申請の準備を進めているという。(編集担当:宮川子平)
UMNファーマは午前9時27分に700円ストップ高の4015円で寄り付いた。
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2014-01-16 09:45