メドレックスは今12月期の好業績に期待、再評価の局面が接近

  メドレックス <4586> (東マ)は再評価の時期が近付いている。前2013年12月期の第3四半期累計決算は、売上げが4800万円(前年同期5800万円)、営業損失4億円(同4億3500万円の損失)となった。通期の見通しについては、昨年12月13日に従来予想の売上げ2億7700万円を6700万円(前々期8700万円)に引き下げた一方、営業損失は7億1400万円から6億3700万円(同5億6700万円の損失)に縮小した。   同社は、イオン液体(常温溶融塩)の特徴を利用した独自の経皮吸収型製剤技術であるILTSを用いることで、薬効の極大化、副作用の低減、飲み忘れ防止や経口投与が困難な患者への投与を可能にして、新たな付加価値を有する医薬品の開発に取り組んでいる。特に経口投与ではファーストパスエフェクト(肝臓通過による薬効減退効果。経口摂取した薬物は、腸管から吸収され一部は肝臓で代謝されるため)が発生するのに対し、貼付剤は薬物の血液中の濃度を一定に保ち効果を持続させ易い、注射剤と異なり投与時に痛みを感じない等の利点がある。   消炎鎮痛貼付剤「ETOREAT」は、同社が米国で開発し、2014年の承認申請、2015年の承認取得、2016年の上市のスケジュールにある。「ETOREAT」については、承認申請受理時、及び販売承認取得時にそれぞれマイルストンの契約金が計上される運びにある。収益向上の強力ドライバーになりそう。   会社側の中期経営計画では今2014年12月期の12月決算で営業利益は8億9300万円の黒字に転換、来2015年12月期はさらに19億2800万円に飛躍する見通しだ。2月中にも予定される今期の業績見通し発表で、そうした道筋が確認されるようだと、改めて好感買い相場が繰り広げられることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
メドレックスは再評価の時期が近付いている。前2013年12月期の第3四半期累計決算は、売上げが4800万円(前年同期5800万円)、営業損失4億円(同4億3500万円の損失)となった。
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2014-01-16 10:15