日経平均は154円高と4日ぶり反発、一時1万5800円台

 21日の日経平均株価は前日比154円28銭高の1万5795円96銭と4営業日ぶりに反発して引けた。  連日の下落で値ごろ感が意識され、買いが先行した。ドル・円が強含みで推移したことが株価を支えたほか、法人実効税率の引き下げ検討が伝わったことも買い材料視されたとの見方もあった。日経平均は先物主導で上げ幅を250円超に拡大し、一時1万5800円台を回復したものの、終盤は先物への売りに押されて伸び悩んだ。  個別では、14年3月期利益予想を上方修正したメルコホールディングス <6676> が昨年来高値を更新。米系証券による投資判断の引き上げが観測されたアルプス電気 <6770> も高い。都知事選の候補者に公開討論会の参加を要請したと報じられたドワンゴ <3715> なども買われた。  株主優待制度の導入を発表したたけびし <7510> はストップ高配分され、高浜原発の防潮工事前倒しが報じられ、木村化工機 <6378> もストップ高。ロシア企業との業務提携を発表した滝沢鉄工所 <6121> や、株式分割を発表したホットリンク <3680> なども一時ストップ高を付けた。  半面、石油製品事業で経常赤字と報じられたJXホールディングス <5020> は上値が重く、14年3月期業績予想を下方修正した日本鋳造 <5609> は軟調。THK <6481> 、日本ケミコン <6997> 、ヤマダ電機 <9831> 、任天堂 <7974> など証券会社による格下げが売り材料になった銘柄も目立った。国内証券が目標株価を引き下げた大京 <8840> もさえない。(編集担当:宮川子平)
21日の日経平均株価は前日比154円28銭高の1万5795円96銭と4営業日ぶりに反発して引けた。
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2014-01-21 12:45