日経平均は79円高スタート、ドル・円の落ち着きを好感
23日の日経平均株価は前日比79円67銭高の1万5900円63銭で寄り付いた。米国株は弱い決算を発表した米IBMの軟調推移を重しに下落したが、ドル・円がやや上昇したことから、東京市場では買いが優勢となった。ただ、国内でもこれから発表が本格化する企業決算を見極めたいとする見方もあって、朝方の時点では様子見ムードが強い。
個別では、リンガーハット <8200> による買収が報じられたハチバン <9950> (午前9時1分から売買再開)や、13年12月期業績予想を上方修正したエプコ <2311> が買い気配スタート。14年3月期業績予想を上方修正した日本航空電子工業 <6807> も買い注文を集め、業績の上方修正や自社株買いを発表した日本電産 <6594> は高値を更新した。13年4―12月期で営業益5割増と伝わった富士フイルムホールディングス <4901> も堅調。高速道路3社の改修計画が伝わり、日本橋梁 <5912> など橋りょう株にも思惑が流入した。
半面、14年2月期業績予想を下方修正したアダストリアホールディングス <2685> は売り気配。14年3月期第3四半期で最終赤字幅が拡大した安川情報システム <2354> や14年3月期業績予想を下方修正したワイ・イー・データ <6950> も売られた。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比79円67銭高の1万5900円63銭で寄り付いた。
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2014-01-23 08:30