博展は3Q決算発表を前に連続最高純益を買い直し下げ過ぎ訂正で反発

  博展 <2173> (JQG)は、10円高の660円と5営業日ぶりに反発して始まっている。1月31日に予定している今3月期第3四半期(3Q)決算の発表を前に、今期純利益の連続した過去最高更新を見直し下げ過ぎ訂正買いが再燃しているもので、連続増配もフォローの材料視されている。 ■大型案件増加、新規事業順調推移で人材採用費増などを吸収   同社の今期業績は、第1四半期(1Q)、第2四半期(2Q)累計とも利益が伸び悩んで着地した。売り上げは、1Qが前年同期比21%増、2Q累計も25%増と大きく続伸したが、利益は減益となり、2Q累計では、期初予想にやや未達となった。売り上げは、広告・イベント業界で緩やかな景気回復に伴い顧客企業の広告宣伝活動、販促関連投資が復調する好環境下で、大型案件が増加し案件単価、顧客単価とも続伸し、同社の新規事業のコンファレンス&コンベンションサポート事業、商環境サポート事業、デジタルマーケティングサポート事業も順調に推移して2ケタ続伸となったが、利益は、1Qにおける一時的な売上総利益の減少、本社リニューアル費用、人材採用費の増加などが重なって伸び悩んだ。   ただ2Q累計業績の月別動向では、売り上げ、利益とも9月に入って大きく伸び、とくに営業利益は、2Q累計では最高となって前年同月比2.8倍増と伸びた。このため3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、2億4600万円(前期比12%増)と連続して過去最高を更新、配当も14円(前期実績12円)と連続増配を予想している。1月31日の今期3Q決算発表で、この好業績を再確認することになる。 ■1Q・2Q決算発表で株価下ぶれも下値は着実にアップ   株価は、1Q業績発表で506円、2Q累計業績発表で580円とそれぞれ業績伸び悩みが響いて下ぶれたが、株価水準そのものは、25日移動平均線をサポートラインに着実に下値を切り上げてきた。PERは9倍台と下げ過ぎを示唆しており、3Q決算発表を先取り、今年1月21日につけた年初来高値770円奪回から、昨年7月高値1100円以来の4ケタ回復を目指す一段高展開に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
博展<2173>(JQG)は、10円高の660円と5営業日ぶりに反発して始まっている。1月31日に予定している今3月期第3四半期(3Q)決算の発表を前に・・・。
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2014-01-28 10:00