セリアが2ケタ増収増益となり期末配当を増額

■自己資本比率は前期末から7ポイント拡大   100円ショップの大手セリア <2782> (JQS)は3日の大引け後、第3四半期決算(4~12月、非連結)を発表し、3月期末配当の見込みを従来の15円から20円に増額した。前年同期は15円。業績が期初の見込みを上回り順調に推移しているため、重要な課題である企業価値向上による株主利益の増大を実行に移す。   第3四半期決算(4~12月、非連結)は2ケタ増収増益となり、売上高は前年同期比10.1%増加して814億7200万円、営業利益は同18.2%増加して76億5900万円、純利益は同20.2%増加して45億9700万円となった。1株純資産は674円65銭。出店引き合い増加というプラス面と、円安などによるコスト増加圧力というマイナス面に適切に対処するための取り組みを進め、一昨年導入した発注端末・情報端末をフルに活用し、業務をより簡単化し、スムーズな店舗網拡充とさらなる効率化の両立を目指すとともに、POSデータ分析による確実性の高い新商品の導入、欠品対策、持続的な成長の背骨となるブランディングも着実に進めた。   この期間の出退店は、出店が直営店79店舗、FC店1店舗。一方、退店は直営店10店舗、FC店3店舗。ほぼ計画どおりに進捗し、当四半期末の店舗数は、直営店1084店、FC店87店の合計1171店。この期間における純資産合計は、前期末比40億1800万円増加し、255億8200万円となり、自己資本比率は前期末から6.9ポイント増加して57.9%となった。   今3月期の予想は変更せず、売上高が前期比8.9%増の1070億円、営業利益は同11.9%増の93億円、純利益は同13.5%増の54億5000万円、1株利益は143円72銭。   本日の株価は4030円(210円安)となり、日経平均をはじめ東証マザーズ指数(8.3%安)、日経JASDAQ平均(3.2%安)が軒並み今年の安値を更新したため、連動安を免れなかった。ただ、好業績株を選別物色する動きは強かったため、この好決算を受けて明日高ければ、「相場は相場に聞け」でもあり、追随買いが増加する可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
100円ショップの大手セリア<2782>(JQS)は3日の大引け後、第3四半期決算(4~12月、非連結)を発表し、3月期末配当の見込みを従来の15円から20円に増額した。
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2014-02-03 17:15