決算集計速報PART2 決算発表ピークの上方・下方修正銘柄は=金山敏之

 先週から3月期決算企業の第3四半期決算発表が本格化していますが、先週末には主要企業の決算発表がピークを迎え、TOPIX500採用の3月期決算企業で100近い企業が決算を発表しました。そこで今回はピークとなった1月31日の決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、集計してみました。その結果をみると通期業績予想の上方修正に踏み切った企業は20余りで、下方修正を余儀なくされた企業を大きく上回りました。  そして通期の業績予想を上方修正した銘柄のなかには、決算を受けて株価が大きく上昇する銘柄もみられました。例えばコンセンサス予想を上回る強気の上方修正を行った野村不動産HD <3231> や日本ガイシ <5333> 、セイコーエプソン <6724> などが買いを集め、なかでも中間決算時に続いての上方修正となったセイコーエプソンは急伸しました。また、リコー <7752> は業績予想を下方修正したにも関わらず悪材料出尽くしとの見方から買われています。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回はピークとなった1月31日の決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、集計してみました。その結果をみると通期業績予想の上方修正に踏み切った企業は20余りで、下方修正を余儀なくされた企業を大きく上回りました。
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2014-02-03 17:45