ヤマハが急反落、1―3月期の営業赤字見通しを嫌気
ヤマハ <7951> が急反落。午前9時11分に130円安(9.2%安)の1280円まで売られている。
同社は5日引け後、今3月期の第3四半期決算を発表、期末配当予想を修正した。
3Q業績は、売上高が前年同期比12.7%増の3086億7400万円、営業利益は前期の2.2倍となる227億7500万円、純利益は同4.3倍の190億4100万円で着地。為替の円安進行が寄与したほか、楽器事業でピアノが北米で好調となり、デジタルピアノも売上増になったという。
通期予想については、売上高4080億円(前期比11.2%増)、営業利益220億円(前期の2.4倍)、純利益180億円(同4.4倍)の従来計画を据え置いた。昨年(13年)9月にストライキが発生したインドネシアのギター製造子会社での操業停止損6億円を特別損失として織り込んだほか、今期の想定為替レートは従来のドル95円、ユーロ130円からドル100円、ユーロ135円に修正している。
通期予想を据え置いたことで、1―3月期の業績予想が営業損益で7億円超、最終損益で10億円超の赤字を見通していることがネガティブに評価され、6日の株価は反落したもようだ。
なお、同社は今期末配当を従来予想の7.5円から15円に大幅増額し、年間では22.5円(前期は10円)に修正している。(編集担当:片岡利文)
ヤマハが急反落。午前9時11分に130円安(9.2%安)の1280円まで売られている。
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2014-02-06 10:00