日経平均は255円高で取引終了、先物主導で一段高
10日の日経平均株価は前週末比255円93銭高の1万4718円34銭と大幅続伸して取引を終えた。前週末の米国株高を好感した買いが先行した。ドル・円の下げが一服したことで、投資家心理が改善したという。前場は伸び悩む場面もみられたが、先物への断続的な買いを支えに後場はジリ高で推移し、日経平均は終盤に上げ幅を一時260円に拡大した。
個別では、13年12月期業績・配当予想を上方修正したサイボウズ <4776> や14年3月期業績予想を上方修正したアーク <7873> などが値上がり率上位。新作ゲームへの期待の高まりもあって、ディー・エヌ・エー <2432> も急伸した。14年3月期業績予想の上方修正と自社株買いを発表したゼニス羽田 <5289> や13年12月期業績予想を上方修正したカッシーナ・イクスシー <2777> などはストップ高を付けた。14年3月期業績予想の修正で最終増益予想になった鶴見製作所 <6351> は一段高。
半面、14年12月期業績予想が市場コンセンサスを下回ったタムロン <7740> は利益確定売りに押されて急落。大幅な減益を予想した応用技術 <4356> も安く、営業減益を見込んだ旭硝子 <5201> も弱含みで推移した。14年3月期第3四半期で営業益2ケタ減の日特建設 <1929> も売りが先行。14年6月期業績予想を下方修正したアルペン <3028> もさえなかった。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前週末比255円93銭高の1万4718円34銭と大幅続伸して取引を終えた。
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2014-02-10 15:00