決算後にコンセンサス予想が大きく引き上げられた銘柄は=金山敏之

 先月下旬から本格化した3月期決算企業の第3四半期決算発表もいよいよ終わりに近づいてきましたが、1月中に決算を発表した企業では、31日に決算を発表したものでも決算発表から2週間近くが経過しています。そのためこうした銘柄ではアナリストの業績予想の見直しもある程度進んだと考えられます。そこで今回は、1月中に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから、コンセンサス予想が決算発表前に比べて5%以上引き上げられた銘柄をピックアップしてみました。  その結果をみると会社予想の上方修正銘柄と据え置き銘柄のなかに該当するものがみられ、コンセンサス予想が1割以上も大きく引き上げられた銘柄もみられます。しかし、上方修正銘柄では会社予想の増額にともなってコンセンサス予想も引き上げられたとみられるものが多く、引き上げられたコンセンサス予想が修正後の会社予想に届かないものがほとんどです。一方で据え置き銘柄では、もともと会社予想を上回っていたコンセンサス予想がさらに引き上げられ、コンセンサス予想と会社予想のかい離がさらに広がることになったものが多くみられます。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回は、1月中に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから、コンセンサス予想が決算発表前に比べて5%以上引き上げられた銘柄をピックアップしてみました。
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2014-02-14 17:00