生産基準の厳格化で、中国のセメント価格が上昇の見込み

　　中国環境保護部科学技術司の熊躍輝司長は先般、「環境保護部は基準体系の整備に力を入れている。新たに実施する環境保護基準において、セメント産業に対し、環境保護部はセメント窯から排出される環境汚染負荷物質・窒素酸化物（ＮＯｘ）の発生量の基準を１立方メートル当たり４００ミリグラムに引き上げる」と述べた。１７日付中国証券報が伝えた。 　　業界関係者によると、一部の大型セメント企業はすでに基準引き上げに向けて、生産ラインの改良を進めている。新基準が実施されれば、一部の生産能力は徐々に撤退し、環境保護基準が高い大企業が最終的な利益を得ることが見込まれている。今後、セメントの価格は環境保護コストの変化に伴って上昇を続けるだろう」との見方を示している。（編集担当：陳建民）