【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:EU首脳会議が焦点に

本日から明日にかけて行われる欧州連合(EU)首脳会議において、英国が要求しているEU制度改革案が合意に至ればポンド高が進み、反対に協議が物別れに終わればポンド安に振れる事になりそうだ。
英国民の間では移民問題などを巡り反EU感情が根強く、いきおいEU離脱を求める声も強いが、キャメロン政権自体は経済面などを重視して残留志向を持つ。そうした中、キャメロン首相は、EUに提出した制度改革案が合意されれば、英国内で残留に向けたキャンペーンを行った上で、6月にも離脱の是非を問う国民投票を実施する手筈を整えている模様。投票で残留(離脱回避)を勝ち取り、この問題の早期幕引きを図りたい考えだ。
つまり、今回の首脳会議は英国のEU離脱回避に向けた第1関門という位置付けになる。たとえ制度改革案の合意が成立しても英国民がEU残留を選択するとは限らないが、早期決着に対する期待感は強まるだろう。このため、ポンド相場は首脳会議の結果に対して冒頭のような反応を示すと考えられる。
なお英国が提出した制度改革案のうち、焦点は移民に対する福祉制限(域内から英への移民について、入国後4年間は社会保障の給付対象外とする案)だ。ただ、移民を送り出す側の東欧諸国を中心に反発の声が挙がっており、EUの基本理念のひとつである「移動の自由」に反するとの見方もある。発動条件などに一定の調整を行えば、政治決着が可能との見方もあるが、細部の詰めを巡り協議が難航する可能性もある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日から明日にかけて行われる欧州連合(EU)首脳会議において、英国が要求しているEU制度改革案が合意に至ればポンド高が進み、反対に協議が物別れに終わればポンド安に振れる事になりそうだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-02-18 19:00