韓国車が中国で「失速」、未来は決して楽観視できない=中国報道

2015年の中国自動車市場において、販売台数を大きく伸ばしたのは中国自主ブランド車だった。販売台数は873万台に達し、伸び率は前年比ベースで15.27%増に達するなど、減速傾向にある自動車市場で大きな存在感を示した。
外資メーカーの販売台数を見てみると、ドイツ系、日系、米国系などは前年比ベースで一定の伸びを示したが、韓国系は前年比で約5%も販売台数を減らした。韓国系の販売台数が前年割れとなったのは2008年以降としては初のことだ。
中国メディアの今日頭条はこのほど、韓国車が中国自動車市場で販売台数を減らした背景には「欧州メーカーや日系メーカーが強みを発揮するなか、相対的に強みと競争力を失い始めている」ことが理由としてあげられると論じた。
記事は、韓国車は2007年にも中国で販売台数を大きく減少させたとする一方、翌08年には外観デザインやラインナップの見直しを行ったことで大きく販売を伸ばしたと紹介。当時は中国メーカーも日系メーカーも投入車種の調整期にあったと指摘し、韓国車は中国自主ブランド車に比べてデザインや品質で優位にあり、日米欧のメーカーに比べてコストパフォーマンスが高いという強みがあったとし、こうした要素によって中国の消費者に広く支持されたと伝えた。
一方、韓国車は近年、ブランド力の向上を怠っていたとし、競合車に比べて技術的に光る要素も少なかったとし、日系メーカーが新車を積極的に投入し、中国自主ブランド車が品質を高め、外観のデザインを洗練させたことで韓国車に存在していた潜在的なリスクが15年に一気に表面化したと指摘した。
さらに記事は、中国の消費者は理性的な消費を望むようになり、「質」をますます重視する傾向が強まっていると指摘。韓国車は中国自動車市場の急速な成長に乗じる形で販売台数を伸ばしたとしながらも、市場の成長が鈍化するにつれ、韓国車の販売も減少したと指摘。欧州メーカーが高級感や先進性を、日系メーカーが品質や価格競争力といったそれぞれの強みを発揮するなか、韓国メーカーは相対的に強みと競争力を失い始めていると指摘し、「日系メーカーが全面的に販売を伸ばすなかで、その未来は楽観視できない」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
2015年の中国自動車市場において、販売台数を大きく伸ばしたのは中国自主ブランド車だった。販売台数は873万台に達し、伸び率は前年比ベースで15.27%増に達するなど、減速傾向にある自動車市場で大きな存在感を示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-02-20 18:30