浮上の兆しが見えない韓国造船業、「泣きっ面に蜂の状況」に危機感

韓国の大手造船メーカーが苦境に直面している。現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業という大手3社が2015年に計上した赤字総額は8兆ウォン(約7300億円)に達したが、巨額の赤字を生み出したのは海洋プラント事業が原因だった。
韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、韓国の造船大手3社が計上した8兆ウォンの赤字額のうち約7兆ウォン(約6400億円)が海洋プラント事業によるものであると伝え、現代重工業の場合は1兆5401億ウォン(約1403億円)のうち1兆3000億ウォン(約1185億円)が海洋プラント事業によるものだったと紹介。サムスン重工業の場合は1兆5019億ウォン(約1400億円)のほぼすべてが海洋プラント事業によるものだったという。
記事は、韓国の造船大手3社がそろって海洋プラント事業で巨額の赤字を計上した背景には国際原油価格の下落に伴う海洋プラント事業や掘削船などの受注減や延期があったと伝え、発注した船主側の経営状況が悪化したことで契約解除となったケースがあったことを紹介した。
続けて、原油価格は今なお低迷しており、上昇の兆しもまだ見えないことを指摘したうえで、「原油価格の低迷に加え、契約解除やプロジェクトの延期などが加わり、韓国の造船大手3社にとっては泣きっ面に蜂の状況」と指摘。適切な措置を取らない場合、各メーカーは再び大規模な赤字を計上することになると危機感を示した。
造船業は韓国経済にとって「支柱」の1つだ。その造船業界で大手メーカーが大規模な赤字を計上したことは韓国経済にとっても大きな打撃であることは間違いない。世界経済の先行きが不透明で、原油価格の低迷が続くなか、韓国造船業にはなかなか浮上の兆しが見えないのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国の大手造船メーカーが苦境に直面している。現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業という大手3社が2015年に計上した赤字総額は8兆ウォン(約7300億円)に達したが、巨額の赤字を生み出したのは海洋プラント事業が原因だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-02-24 17:15