【為替本日の注目点】ドル円113円台回復
株高、原油高、さらに長期金利も上昇したことでドル円は113円台に乗せる。
ユーロドルは小動き。1.10台を割り込んだものの、ユーロ円などの買い戻しに1.1050近辺までユーロ高が進む。
株式市場は続伸。原油価格が安定した動きを見せていることからエネルギー株や銀行株を中心に続伸。ダウは212ドル高く、1万6697ドルで引ける。
債券相場は反発。株高にも関わらず底堅い動きを見せる。長期金利は小幅に低下し、1.71%台。
ドルが買われたことで金の上昇は一服。原油は続伸し33ドル台を回復。
新規失業保険申請件数 → 27.2万件
1月耐久財受注 → 4.9%
12月FHFA住宅価格指数 → 0.4%
ドル/円112.40 ~ 113.02
ユーロ/ドル1.0987 ~ 1.1049
ユーロ/円123.92 ~ 124.64
NYダウ +212.30 → 16,697.29ドル
GOLD -0.30 → 1,238.80ドル
WTI +0.92 → 33.07ドル
米10年国債 -0.032 → 1.716%
本日の注目イベント
日 1月消費者物価指数
中 G20(上海、27日まで)
独 独2月消費者物価指数(速報値)
欧 ユーロ圏2月景況感指数
米 10-12月GDP(改定値)
米 1月個人所得
米 1月個人支出
米 1月PCEコアデフレーター
米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
昨日この欄で、ドル円、NYダウ、WTI原油価格は短期的には「ダブルボトム」を形成していることについて触れましたが、唯一不安定だったドル円も、113円台まで反発したことで、揃って、短期的なボトムを一旦は記録したと見られます。もちろん、このまま市場が安定に向かうということではなく、まだまだ乱高下が繰り返されるとは
思いますが、目先の「ダブルボトム」を形成したことは頭の片隅に入れておいても良さそうです。
注目のWTI原油価格は先物が続伸し、4週間ぶりの高値を付けています。米エネルギー情報局が発表したガソリン在庫が15週間ぶりに減少したことを好感し、買われたものです。またベネズエラの石油相が、産油国間で3月会合の開催地を協議していると述べたことも、追い風になっています。
原油価格は前日比92セント高で、33ドル07セントで取引を終えています。
原油価格の上昇は株価の上昇につながり、NYダウは212ドル上昇しており、引けでは1万6700ドルに迫る水準で、こちらも1月6日以来となり、あれだけ売り込まれたNYダウは年初からの下げ幅を、ほぼ回復したことになります。改めて日本株との「強さ」の差を感じます。
このところ軟調な内容が続いていた米経済指標でも、1月の耐久財受注は、航空機を除く非国防資本財の受注が、+4.9%と持ち直して来ました。この伸びは2014年6月以来の大幅な伸びですが、同指標はブレが大きいことから、このままプラスで推移するかは予断を許しません。
ドル円は短期的な動きを示す「1時間足」では昨日のNYでの続伸で「雲抜け」を完成させています。上値のメドは今週月曜日に付けた目先の高値である、113円39銭辺りを抜けきれるかどうかです。この時は、雲の上限にあたり押し戻されています。ここを上抜けできれば、当面110-115円のレンジが形成され、上記「ダブルボトム」が生きてきます。本日からは上海で「G20]が開催されることもあり、ドル円も、株もさらに原油も「ショート筋」の買い戻しが入れば、相場つきにやや変化が出てくることも考えられます。
短期的にはゆり戻しがあってもおかしくはありませんが、もう少し長い目でみると「ドルの下落傾向」は変わっていません。特に気になるのが、長い「週足」でローソク足が雲を下抜けしている点です。「週足」で雲を抜けるのは「年単位」ということになります。その意味では、2011年10月に記録した75円32銭という「超円高」からのドルの上昇局面が転換したと見ることも、できないわけではありません。まだ、その結論を出すには時期尚早とは思いますが、アナリスト泣かせの相場はまだ続きそうです。
本日の予想レンジは112円30銭~113円50銭程度にしたいと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
株高、原油高、さらに長期金利も上昇したことでドル円は113円台に乗せる。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-02-26 09:30