中国高速鉄道に対する過剰な自画自賛、驕りが見え隠れ?

中国高速鉄道が各国でのプロジェクトを立て続けに受注している。日本と受注を争ったインドネシアの高速鉄道のほか、ロシアや米国でも高速鉄道事業開始に向けた取り組みを進めている。
一連の成果に対し、中国国内では「中国高速鉄道は中国製の新たな名刺的存在になった」などと意気揚々と報じるメディアがあるなかで、中国メディアの高鉄網はこのほど、「中国高速鉄道の勢いはもう止められない」と自画自賛する記事を掲載した。
記事は、中国高速鉄道について「世界でもっとも高速で、コストも最低だ」と指摘したうえで、中国国内の営業距離は世界最長であると主張。さらに、2015年は「これまでの努力が実を結び、さまざまな事業が結実した年だった」としたうえで、16年はついに米国やロシアに向けた中国高速鉄道の輸出が始動するだろうと論じた。
さらに、中国高速鉄道が輸出できるようになるまでの道のりは決して平坦ではなかったとし、中国高速鉄道は数多くの鉄道関係者の知恵と血の結晶であるなどと、過剰とも言える表現で中国高速鉄道を称賛。さらに、新幹線などの技術が導入されていることには一切触れず、「中国は高速鉄道の技術開発における難題を自己の力で克服した」などと論じたほか、歯の浮くような表現で自画自賛を繰り返した。
中国は近年、確かに高速鉄道事業で著しい成果を挙げているほか、2011年に温州市で発生したような重大な事故もその後は起こしていない。だが、ジャワ島の高速鉄道事業で受注後に提出した書類の不備などで工事が進んでいないという報道もあるなか、過剰とも言える自画自賛の数々は、高速鉄道事業で収めた成果に対する驕りとも取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Yang Yu/123RF.COM)
中国高速鉄道が各国でのプロジェクトを立て続けに受注している。日本と受注を争ったインドネシアの高速鉄道のほか、ロシアや米国でも高速鉄道事業開始に向けた取り組みを進めている。(イメージ写真提供:(C)Yang Yu/123RF.COM)
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2016-02-26 15:45