大和投資信託「ラップ・コンシェルジュ(成長タイプ)」、ファンド・ラップのノウハウを採用し市場を超過するリターン獲得

 大和証券投資信託委託が設定・運用する「ラップ・コンシェルジュ(成長タイプ)」がモーニングスター アワード ファンド オブ ザ イヤー2015のバランス(成長)型部門で最優秀ファンド賞を受賞した。「ラップ・コンシェルジュ」は、「安定タイプ」、「ミドルタイプ」、「成長タイプ」の3つの運用スタイルがあり、投資家のニーズやリスク許容度に合わせてふさわしいものを選ぶことができる。モーニングスターの分析ではバランス型ファンドの類似ファンド分析において、いずれのタイプでも類似ファンド分類平均を上回る成績で、高く評価できるという。大和投資信託の外部委託運用部長の寺田豊氏(写真)に、「ラップ・コンシェルジュ」の特徴や運用の実際について聞いた。 ――「ラップ・コンシェルジュ」は、従来のバランス型ファンドとは異なる仕組みを付加しています。ファンド オブ ザ イヤーで最優秀ファンド賞を受賞し、その優れたパフォーマンスも高く評価されています。改めて、「ラップ・コンシェルジュ」の特徴は?  個人投資家の間でいま、人気が高まっている金融商品のひとつに「ファンド・ラップ」があります。これはニーズに合わせて複数の資産をオーダーメードで組み合わせて運用してくれるラップ口座の一種で、組み合わせる資産をファンドに限定したサービスのことです。自分の運用の目的やリスク許容度に応じて、専門家がふさわしいファンドを組み合わせて運用してくれる安心感が魅力ですが、ある程度まとまった資金が必要でした。  『ラップ・コンシェルジュ』は、このファンド・ラップの要素を取り入れた運用サービスを、より幅広く個人投資家に提供することを目的に2014年11月に設定されました。投資対象とするのは国内外の株式(REITを含む)と債券。あらかじめ株式や債券の組入比率が異なる「安定タイプ」、「ミドルタイプ」、「成長タイプ」という3つの資産タイプを用意し、投資家は自身のライフプランや運用期間、運用ニーズやリスク許容度を考慮して、この中から適したものを選べる仕組みとしました。  最大の特徴は資産配分や組入ファンドを決定する際、中立的な立場で助言するゲートキーパーとして、大和ファンド・コンサルティング(DFC)を活用する点です。DFCは、年金運用コンサルティングやファンド評価で培った豊富なノウハウを生かし、中立的で独立した立場で助言します。そのため当ファンドでは、運用成績が優れていれば、当社以外が運用するファンドであっても投資対象ファンドとして積極的に採用します。  バランス型というとインデックス・ファンドを組み入れる商品が少なくありませんが、当ファンドの投資対象ファンドはすべてアクティブ・ファンドです。この設計により、超過収益を追求できる点も特徴のひとつといえるでしょう。  パフォーマンスの向上を目指し、組入ファンドの見直しはもちろん、組入ファンドの優れた部分や持ち味がうまく発揮できるよう、資産配分の見直しも定期的に行います。こうしたきめ細かいメンテナンスも魅力です。 ――2015年のトータルリターンは2.11%と類似ファンド分類平均を3.29%上回った。この好調な成績の背景は?  2015年の運用環境を振り返ると、夏までは比較的堅調でしたが、年後半になるにつれ不安定感が増しました。そんな中で当ファンドは、相場の上昇・下落局面に関わらず良好なパフォーマンスとなりました。債券ファンドで下値抵抗力を確保しつつ、国内外の株式ファンドで超過収益を獲得するという戦略が奏功した格好です。  今回、「成長タイプ」がバランス(成長)型 部門で最優秀賞を受賞できた理由のひとつが、この超過収益の獲得でしょう。設定から1年でこのような評価をいただき大変光栄に思います。資産配分の異なる「安定タイプ」も「ミドルタイプ」も類似ファンドの中では平均以上のパフォーマンスを達成しました。その意味では、資産配分のみならず、投資対象ファンド自体が良好だと自負します。 ――当面の運用方針は?  2016年の投資環境は波乱の幕開けとなりました。しかし当ファンドは、いかなる環境でも「負けない運用」を追求します。むしろ運用環境が不安定な時こそ、このファンドの真価が発揮されると思います。中長期的な資産運用の受け皿として当ファンドを末永くご活用いただければ幸いです。 【ファンドの基本情報】 ファンド名:ラップ・コンシェルジュ(成長タイプ) 設定日:2014年11月14日(6月15日決算) 信託報酬(税込):1.27%(実質1.96%) 販売手数料(税込):上限3.24% トータルリターン(2015年12月末現在)(年率):過去1年2.11% (編集担当:徳永浩)
大和投資信託の外部委託運用部長の寺田豊氏(写真)に、「ラップ・コンシェルジュ」の特徴や運用の実際について聞いた。
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2016-03-08 13:30