「万里の長城」を凌ぐ奇跡?中国高速鉄道は日本に追いついた=ロシア

 中国各地で建設が進められている高速鉄道は、すでに中国国内に世界最長となる鉄道網を構築している。近年は高速鉄道システムの輸出を進めており、日本の新幹線と世界各国で受注を争う手強い競合相手となっている。  ロシアも中国高速鉄道の輸出先の1つだが、中国メディアの参考消息網はこのほど、ロシアメディアが中国高速鉄道について「万里の長城よりも奇跡と呼ぶにふさわしい存在」と高く評価する記事を掲載したことを紹介した。  記事は、中国がどのように「高速鉄道という奇跡」を起こしたかについて分析している。中国政府が5年間に3000億ドル(約33兆7723億円)もの資金を投入した高速鉄道建設が「奇跡」と言うにふさわしいのは、2004年からわずか10年あまりで総延長距離が1万9000キロメートルとなったことが挙げられると指摘。これは日本と欧州の高速鉄道の総延長距離を合わせたものと同水準だ。  また、技術面でも中国は最初こそドイツやフランス、日本の技術を導入したものの、これらの国の技術を学んで吸収し、技術革新を行うことで「10年もしないで日本やドイツのレベルに追い付き、世界屈指となった」と主張、海外市場で競争力を持つほどになった中国高速鉄道を高く評価した。  こうした短期間で挙げた成果について「投資規模においても、国としての意義からしても、中国の高速鉄道プロジェクトは、紀元前3世紀に始皇帝が建設を始めた万里の長城に匹敵する」と論じた。  しかし、同記事は高速鉄道がほとんどの路線で赤字となっている現状も指摘、「施工でも運営でも国からの補助金で賄っている」とした。明らかな赤字路線でも国が補助金を出し続けている理由について「労働市場の安定と貿易を発展させる戦略目標を推し進めるため」としたほか、高速かつ安価な交通手段は国の結束力を高め、国家の求心力につながるためだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)
中国各地で建設が進められている高速鉄道は、すでに中国国内に世界最長となる鉄道網を構築している。近年は高速鉄道システムの輸出を進めており、日本の新幹線と世界各国で受注を争う手強い競合相手となっている。(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)
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2016-03-09 15:15