新幹線の実力、技術面でも飲食サービスの面でも中国高速鉄道を上回る

中国の駅弁と言えば、仕切りのない半透明のプラスチック容器にご飯とおかずが入っているのが一般的だ。多種多様で美味しい日本の駅弁に比べ、中国の駅弁は見た目も味もあまり良くない。
近年、中国では高速鉄道が身近な存在になったためか、駅弁の質を向上させるべきだとの声が高まっている。世界各国の鉄道インフラ市場において、新幹線は中国高速鉄道とは受注をめぐって競合関係にあるが、中国では駅弁の質向上に向けて日本の駅弁が比較対象として挙げられるケースが多い。
中国メディアの法制晩報はこのほど、日本の駅弁文化を紹介しつつ、高速鉄道と食文化の関係を考察し、中国の駅弁の今後に期待を寄せる記事を掲載した。
報道によれば、中国では将来的に高速鉄道内で販売される商品に、肉まんやサンドイッチのほか、日本の蒸しパンに近い饅頭などの低価格の食品が追加されることが決まった。これまで高速鉄道の車内で販売されていた弁当は基本的に高価でありながらも、不味かったため、改善の兆しが見られつつあるようだ。
記事は日本の駅弁について、「各地の特色を生かした食材が取り入れられ、2-3000種類も存在する」と紹介。日本では1885年に初の駅弁が誕生し、鉄道の普及とともに駅弁文化が日本各地で発展。現在は全国各地に地元の名産を使用した「ご当地駅弁」が存在することを紹介。
日本の駅弁は種類が豊富なだけでなく、市場競争によって美味しさと低価格、さらには安全、安心という基準も担保している。新幹線は技術面でも飲食サービスの面でも中国高速鉄道を上回る実力を持つことが良く分かる。
記事は「価格が高くなく、質の高い食事を期待したい」と主張し、中国高速鉄道の飲食サービスにはまだまだ改善の余地があることを指摘している。中国では果たして日本のような駅弁文化は根付くだろうか。鉄道が単なる移動手段ではなく、楽しい旅の一部として受け入れられるなら、もしかしたら可能かもしれないが、その前にまず行うべきは「食の安全」を確立することと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)hulv850627/123RF.COM)
中国の駅弁と言えば、仕切りのない半透明のプラスチック容器にご飯とおかずが入っているのが一般的だ。多種多様で美味しい日本の駅弁に比べ、中国の駅弁は見た目も味もあまり良くない。(イメージ写真提供:(C)hulv850627/123RF.COM)
china,economic,japan
2016-03-10 11:15