【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:12月の二の舞はあるのか

 本日は、欧州中銀(ECB)が定例理事会を開き、民間金融機関がECBに資金を預け入れる際に適用する中銀預金金利を-0.30%から-0.40%に引き下げると見られている。そのほか、現行ではひと月あたり600億ユーロの量的緩和の規模拡大や、17年3月までとしている緩和期限の延長なども選択肢と見られており、いくつかの緩和策が複合的に打ち出される可能性も小さくない。  ユーロ圏では、2月消費者物価指数が前年比-0.2%となりデフレ懸念が強まっている事に加え、追加緩和に反対の姿勢を示すドイツ中銀のバイトマン総裁が、輪番制のため今回の政策決定に対する投票権がない事もあって、ECBが大規模な追加緩和を打ち出しやすいとの見方が根強い。  昨年12月に打ち出した追加緩和が市場の失望を誘い、発表直後から大幅にユーロ高に振れた経緯があるだけに、今回も「二の舞」を警戒する声が少なくないが、そうした警戒感からか今回は追加緩和期待のユーロ売りポジションは以前ほど多くない模様だ。シカゴ通貨先物市場における投機筋のユーロ売りポジション(ネット)は、3月1日時点で6万8000枚あまりと、昨年12月2日時点と比較して3分の1近くに減少しており、その分だけ失望によるユーロ上昇リスクも小さいと考えられる。今回のECB理事会については、ユーロの上昇リスクよりも下落リスクを意識しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、欧州中銀(ECB)が定例理事会を開き、民間金融機関がECBに資金を預け入れる際に適用する中銀預金金利を-0.30%から-0.40%に引き下げると見られている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-03-10 18:15