今週の為替相場見通し(2016年3月14日~)=為替王

米ドル円相場は微妙な情勢が続いています。たとえるならば、上に(円安方向に)動こうか、下に(円高方向に)動こうか、相場が行き先を迷っているような状況と言えます。まず、長期的な見通しとしましては、年始から重要と考えていたサポート帯(115~116円)を完全に割り込みました。そのため、長期トレンドが去年までの「円安」から「円高」に転換してしまった可能性が高く、その場合、すぐに終わることは考えにくく、今年これから長期的には、さらに円高が進行することをメインシナリオとして想定しています。
しかしながら、2月の円高がかなり大幅かつ急速なものだったため、3月もまた大幅に円高になるというよりは、短期的には、もう少し反発する(もう少し円安へ戻る)可能性も考えられます。このあたりの状況について、冒頭のように「相場が迷っている」と表現させていただきました。あいまいな表現を使ってしまいましたが、しかし、具体的なポイントは、ハッキリしています。上方向(円安方向)は、ズバリ114.0円近辺。この水準が、やや強力に上値を抑える抵抗帯になっています。先々週のアメリカ雇用統計後も、先週のユーロ圏追加緩和発表後も、一時的に114円台に乗る場面はあったのですが、これでもかと言わんばかりに頭を抑えつけられた形です。
もしも今週、その強力な抵抗帯(114.0円前後)を明確にブレイクすることができれば、最大1ドル=118円台へ向かって、円安へ戻る流れが続くと見ています。しかし逆に、その抵抗帯で抑えつけられて、逆に、112円台半ばに位置している下値サポート帯を割り込むような展開になってしまった場合。先月の安値も突き抜けて、一気に110円を割れるほどの円高局面が来ることになります。いずれにしても、大きな為替変動が想定されますので、(現時点で、どちらか決め打ちしても良いのですが、逆方向にブレイクした場合にはすぐにロスカットするなど)、柔軟な対応ができるように準備をしておきたいです。
トルコリラ円が、久しぶりに終値で1リラ=39円台後半まで上がってきましたね。低迷が長期化していましたから、トルコリラ投資家としては、ちょっとホッとできる状況ではないでしょうか。ただ、チャート分析の観点では、ターゲットの39円台後半にほぼ到達しつつあります。そのため、短期トレードの観点では、ひとまず利益確定したい水準になります。最大ターゲット40円超え(最大41円手前)まで、もしかしたら、といった状況ではないかと思います。
ポンド円は、反発傾向が続いており、今週は最大で1ポンド=165円台回復。ユーロ円の、上昇ターゲットは126円台から最大127円台半ばあたり。ターゲットレンジにはしっかり入ってきました。もうひと伸びあるかどうかといったところではないかと思います。(執筆者:為替王)
米ドル円相場は微妙な情勢が続いています。たとえるならば、上に(円安方向に)動こうか、下に(円高方向に)動こうか、相場が行き先を迷っているような状況と言えます。
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2016-03-14 09:30