中国製は日本製に「そんなにも劣っているのか?」、中国人の爆買いに思う

 2016年の春節も日本の家電量販店では、多くの中国人旅行客が家電製品を購入する姿が目立ったが、なぜ中国人旅行客はわざわざ日本で家電を買うのだろうか。  中国メディアの猟房網はこのほど、「日本での家電爆買いが日常化している」と伝えつつ、「中国製はそんなにも劣っているのか?」と疑問を投げかける記事を掲載。中国製品と日本製品にどれだけの違いあるのかを分析した。  多くの中国人が日本で家電を爆買いする理由として、記事は「円安によって中国で買うより日本のほうが安くなっていること」を挙げる一方、中国人消費者の「中国製品に対する不信感」も大きな要因とも指摘。ここ数年で中国の家電の品質は向上したものの、例えば何か信用問題が発生した時、中国企業は逃げたり沈黙したりすることを挙げ、頻発する品質問題によって信用を落としていると分析した。  では、日中の家電製品に技術的な違いがあるのだろうか。記事によれば、「技術的な差はほとんどないが、細部や信用性において違いがある」という。中国のある家電メーカーの技術者の言葉として「日本のメーカーが製造する部品は細部がより良くできており、デザインも美しい」と違いを指摘している。目に見える部分ではもはや差はなくなってきているが、目に見えない部品への妥協のない姿勢や、消費者からの「信用」といった点に日本製品の強みがあるということだ。  また、別の業界関係者も「われわれは細部がダメだ。われわれの製品には3ミリ前後の隙間ができるが、ドイツでは1ミリ以下に抑えている」と指摘。さらに、基幹技術がないため中国メーカーは「加工組立」のイメージから脱却できておらず、製品を芸術品にまで仕上げることもできていないという。  では、なぜ中国製品の質は向上しないのだろうか。記事は「中国家電業の経営理念」と関係があると分析。一刻も早く利益を上げることだけを追求してきたため、基幹技術から生産ラインまで、他国からまるごと導入して「加工するだけ」となり、質の高い金型すら作れないのが現状だという。それで記事は最後に、「日本に追い付き、追い越すためには、これまでの経営理念を捨てることから始めるべき」と訴えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
2016年の春節も日本の家電量販店では、多くの中国人旅行客が家電製品を購入する姿が目立ったが、なぜ中国人旅行客はわざわざ日本で家電を買うのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-03-19 17:45