高速鉄道さらには原発・・・石油化学プラントは中国の技術を代表する存在になるか?

中国の高速鉄道は原子力発電所とともに、中国が自国の技術力を誇示する製品となっているが、中国メディアの今日頭条はこのほど石油化学プラント技術が中国の技術力を代表する「第三の名刺」になり得るかという点について論じる記事を掲載した。
記事は中国工程院のある院士の見解を紹介、院士は中国の石油化学プラントが中国第三の名刺になり得る5つの理由について説明している。1つ目の理由は生産能力の大きさだ。2014年の精油生産量とエチレン生産量は世界第2位、また合成樹脂、合成ゴム、合成繊維の生産量は世界第1位だった。
2つ目の理由はすでに実行されている数々の投資だ。投資地域はサウジアラビア、カザフスタン、シンガポール、インドネシア、アラブ首長国連邦、オランダ、ロシアにまで及んでいる。また3つ目は石油化学プラントの設計・建設・管理の豊富な経験及び能力。2000年以降、中国石油化工集団公司は中国国外で88億ドルを超える建設プロジェクトを完了、現在は45億ドル規模の建設プロジェクトに着手しており、各国から良い評判を得ていると記事は紹介している。
4つ目は石油化学プラント技術を輸出することは中国国内の生産能力の過剰という問題を解決するのに「必要」という点だ。強いモチベーションが海外進出を後押しするということだろう。そして5つ目は市場が存在すること。ロシアや中東に大きな需要があると記事は指摘している。
しかし記事はこれら5つの理由があるにもかかわらず、中国の石油化学プラント技術が中国の第三の名刺となることについて非常に気がかりな点が1つあるとしている。それは中国国民なら誰でも知っている「石油製品の品質がひどい」ことだ。
石油製品の品質の悪さが大気汚染の原因の1つである点は中国政府も認めており、そのため16年1月1日からガソリン品質の新基準を定めた大気汚染防止法の改正法が施行されている。それでも記事は「石油製品の品質が良くないのに本当に第三の名刺になり得るだろうか。説得力に欠けるのでは...」との見方を示しており、品質の劣る石油製品しか生産できない石油化学プラントを国外に輸出しようとすれば、国外に大気汚染をはじめとする問題をもたらす可能性が高いと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国の高速鉄道は原子力発電所とともに、中国が自国の技術力を誇示する製品となっているが、中国メディアの今日頭条はこのほど石油化学プラント技術が中国の技術力を代表する「第三の名刺」になり得るかという点について論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-03-24 00:15