[ベトナム株]ODAの借入コスト倍増、返済圧力も増大

政府開発援助(ODA)の借入コストが利上げで倍増しているほか、借入期限の短縮により返済圧力も増大し、国家予算は大きな課題に直面している。財政省傘下の債務管理・対外財政局のチュオン・フン・ロン局長が、22日に開かれたODAの利用に関する記者会見で明らかにした。
ロン局長によると、ベトナムが中所得国になってから、優遇融資は縮小している。以前と比べると、借入金利は年1%から2%へと上昇し、借入期限は30~40年から20~25年に短縮しており、中には借入期限が15年に満たないケースも多い。
また、世界銀行(WB)が2017年7月に対越ODAを打ち切ることに加えて、アジア開発銀行(ADB)など他の海外金融機関もこれに続く可能性があるため、ベトナムは以前のように優遇融資を受けることができず、資金調達が難航する見通しだ。
更に、ODA資金が効率的に利用されていないのも現状だ。財政省のレポートによると、地方向けODA資金150億USD(約1兆6800億円)のうち、各地方が財政省から借り入れて債務を負う資金(再融資ODA)の割合は全体の7.8%に過ぎず、財政省が返済義務を負って各地方に割り当てる資金(支援ODA)が92.2%を占めている。債務を負わない各地方では、ODA資金が効率的に利用されていない状況にある。
これに対して、財政省は今後、地方ごとに再融資ODAと支援ODAの割合を具体的に規定する。経済社会状況が困難な地方では、支援ODA割合を90%、再融資ODAを10%とする。経済的条件が比較的良い地方では再融資ODA割合を20~30%に、更に発展している地方では50%に増やす。ハノイ市とホーチミン市では、再融資ODAの割合を80%、支援ODAの割合を20%とする予定だ。(情報提供:VERAC)
政府開発援助(ODA)の借入コストが利上げで倍増しているほか、借入期限の短縮により返済圧力も増大し、国家予算は大きな課題に直面している。
Economic
2016-03-24 17:45