【為替本日の注目点】ドル円112円台で変わらず

ドル円は東京市場の夕方に113円まで買われる場面もあったが、NYでは経済指標の悪化に112円台前半まで押される。その後ドルは連銀総裁の発言に再び112円90銭まで反発し、高値圏で引ける。
ユーロドルは1.11台半ば近辺でのもみ合い。グッドフライデー前と言うこともあり取引は低調。
株式市場はまちまちながら前日とほぼ同水準。ダウとナスダックは小幅に上昇し、S&P500は続落。
債券相場は反落。4月利上げの可能性が浮上してきたことを材料に売られる。長期金利は1.90%に。
金は小幅に上昇。原油は在庫増が引き続き材料視され続落。
新規失業保険申請件数 → 26.5万件
2月耐久財受注 → -2.8%
ドル/円112.37~ 112.90
ユーロ/ドル1.1149 ~ 1.1186
ユーロ/円125.38 ~ 126.18
NYダウ +13.14 → 17,515.73ドル
GOLD +0.26 → 1,217.08ドル
WTI -0.33 → 39.46ドル
米10年国債 +0.021 → 1.900%
本日の注目イベント
日 2月消費者物価指数
英 ロンドン市場休場(グッドフライデー)
米 NY市場休場(グッドフライデー)
米 10-12月GDP(確定値)
ドル円は昨日の夕方113円まで上昇する場面がありましたが、今回も勢いはなく、NYでは耐久財受注が悪化していたこともあり、112円37銭まで落とされました。その後連銀総裁の発言や長期金利の上昇を手がかりに再び112円台後半までドル高が進んでいます。110円割れのリスクはやや後退しているものの、上値を追う展開でもありません。翌日は主要欧米市場が休みということもあり、ポジション調整に終始した印象です。
このところ連銀総裁の「タカ派的」発言が相次いでいますが、昨日もセントルイス連銀のブラード総裁の発言を受けて市場は上下しました。ブラード総裁はNYの講演で「3月の経済予測での比較的小幅な下方修正は、景気動向が予想通りに展開した場合に次回利上げがはるか遠くではないことを示唆している」と発言し、4月のFOMCでの利上げもあり得るとの認識を示しました。
同総裁はまた、見通しやデータに変化がない場合、「計画通りに行動を遂行しないのは金融政策当局としての信用を損なう恐れがある」とも述べています。(ブルームバーグ)これでサンフランシスコ連銀総裁に始まり、4地区連銀総裁が利上げに前向きな発言を行い、中にはハト派の代表格であるシカゴ連銀のエバンス総裁も含まれています。一連の発言は、市場の利上げに対する悲観的な見方を修正しようとしているように見られ、米景気に対する自信の表れととることもできそうです。
ドル円は「日足」では5日連続で陽線を見せており、これは昨年11月以来のことです。依然として114円台半ばから115円にかけてはドル売り意欲が強いと思われます。短期的な動きを表す「4時間足」までは雲抜けを完成させてはいますが、現在は「8時間足」の雲の下限で上昇を抑えられている状況です。レンジ内での取引が続いており、まだ明確な方向性は見えません。従って下げたところを拾って、じっくり待つ相場展開でもありません。ここはレンジ相場だと割り切り、確実に利益を積み上げていくほかありません。
本日は市場参加者が減少し、流動性が低下するなか、米GDP確報値が発表されます。大きな値動きにはならないと思いますが、注意は必要です。予想レンジは112円20銭~113円20銭程度とみます。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は東京市場の夕方に113円まで買われる場面もあったが、NYでは経済指標の悪化に112円台前半まで押される。その後ドルは連銀総裁の発言に再び112円90銭まで反発し、高値圏で引ける。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-03-25 09:45