日本とドイツは強敵だ!だが、中国高速鉄道の競争力は盤石だ=中国

近年、中国は高速鉄道の輸出に力を入れている。日本と受注を競ったインドネシアの高速鉄道を受注したことで、中国は自国の高速鉄道の競争力に対して自信を深めているようだ。中国メディアの環球網はこのほど、中国によるインドネシア高速鉄道プロジェクト受注獲得について分析する記事を掲載した。
新華社によれば、インドネシアの高速鉄道プロジェクトを請け負う合弁会社はインドネシア当局と経営権をめぐる協議書に署名し、50年の経営権を認められた。これにより、中国側は全面着工に向けた「重要な法的根拠」を得たと主張している。このプロジェクトは、ジャカルタとバンドンを結ぶ150キロを最高時速350キロの高速鉄道で結ぶというもので、約55億ドル(約6160億円)とされていた総工費は、51億3500万ドル(約5750億円)と確定した。
同プロジェクトの受注を巡っては、当初は日本が有望視されていたが、後から参加を表明した中国が受注を獲得したという経緯がある。そのため、記事は「ほんの3カ月という期間で実行可能性調査を完成させ、情勢を逆転させた」と主張。実行可能性調査を含め、中国がインドネシアに提出した案は日本が提出した案のほとんどコピーのようなものだったとの一部報道もあるなか、記事は中国高速鉄道が「複数の点で日本に勝っていたためである」と主張した。
続けて、中国高速鉄道が新幹線に優っていた点として、建設速度や総合的なコストパフォーマンス、さらには財政支援の存在を挙げたほか、中国は熱帯気候の地域で高速鉄道の建設経験があることも有利に働いたと主張した。
そのうえで記事は、同プロジェクトは「一帯一路戦略を進める中国と、インドネシアの海洋国家構想発展を結びつける初期プロジェクト」だと位置づけ、戦略的互恵関係の体現であると主張。中国高速鉄道は「一帯一路戦略における重要な地位を占める」存在であり、中国が今後、自国を中心とした経済圏を拡大するうえで中国高速鉄道が各国の経済を結びつける重要な役割を果たすと指摘した。
一方、中国高速鉄道にはドイツや日本など強力な競争相手がいるものの、中国は保線工事から電力供給、さらには建設、製造に至るまで高速鉄道にかかわるすべてをセットで輸出することができ、しかもコストが低いうえに財政支援もできるため、一帯一路戦略の推進は盤石であるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
近年、中国は高速鉄道の輸出に力を入れている。日本と受注を競ったインドネシアの高速鉄道を受注したことで、中国は自国の高速鉄道の競争力に対して自信を深めているようだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-03-27 15:15