新幹線と中国高速鉄道が激しい火花、豪州が高速鉄道の建設に意欲的

 日本と中国が高速鉄道の輸出をめぐって競っている。インドネシアやタイ、インドなどの市場で激しい火花を散らしているが、次の舞台はどこになるだろうか。  中国メディアの新華社はこのほど、オーストラリアの報道を引用し、ターンブル豪首相がこのほど、オーストラリアはフランスや日本、中国と同様に「高速鉄道網を構築すべき」であるとの認識を示したと伝え、オーストラリアの東海岸に高速鉄道を建設する可能性があることを伝えた。  オーストラリアはこれまでも高速鉄道建設に積極的だった時期があったが、投資が莫大であるとして計画が頓挫した過去がある。だが、ここにきて同計画が再始動する可能性が高まっているようだ。  記事は、オーストラリアは都市発展の不均衡是正に向けて高速鉄道計画を立案したことを伝え、まずシドニーとシドニーの第2空港を結ぶ路線と、メルボルン市内と郊外を結ぶ路線を建設する可能性を指摘。この2路線を基礎としたうえで、オーストラリアはメルボルン、キャンベラ、シドニー、ブリスベンといった東海岸の都市に拡大していく計画だと報じた。  過去に計画が頓挫した原因だった莫大な投資については、公的資金を投入しない方針で、沿線の土地所有者に対し、路線建設によって地価の上昇分に対して課税を行うことで投資額を回収する計画だという。オーストラリアでの高速鉄道計画が進むようであれば、新幹線と中国高速鉄道の受注競争がオーストラリアの地で繰り広げられる可能性もあるが、オーストラリアのターンブル首相は中国通であるとの報道もあり、中国が政治面で有利となる可能性も排除できない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
日本と中国が高速鉄道の輸出をめぐって競っている。インドネシアやタイ、インドなどの市場で激しい火花を散らしているが、次の舞台はどこになるだろうか。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-13 10:15