【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:「サウジアラビアの意向」関連の報道に要注意

 豪ドル/円は原油高を手掛かりに、昨日12日は大幅に上昇。本日の東京市場では中国3月貿易収支において、市場予想以上に輸出が伸び、市場予想よりも輸入の減少が小さかった事から、一時84.00円台まで値を伸ばす場面が見られた。しかし、84円ちょうど付近では頭を押さえられてしまった。東京市場終盤以降、NY原油先物は小緩んでおり、これも豪ドルの重石となっている。NY原油先物がある程度の底堅さを見せれば、豪ドル/円が大きく下げる可能性は低い。しかし、気がかりなのはサウジアラビアが17日開催のドーハ会合でイラン抜きで増産凍結協議に合意するつもりがあるかどうかだ。  昨日、一部通信社が「ロシアとサウジアラビアは増産凍結で合意に達する」と報じた上、ロシアの政府関係筋からは「イランの出方に関わらず、ドーハ合意に希望はある」などと述べ、NY原油先物は昨年12月4日以来の42ドル台を付けた。しかし、肝心のサウジアラビアは、月初の時点でムハンマド副皇太子が「増産凍結にイランが加わらない場合、サウジアラビアも加わらない」との意向を示して以降、この件に関するコメントを出していない。サウジアラビアから合意に向けた前向きなコメントがあればNY原油高要因となり、豪ドル/円が再度84円台乗せを試す手掛かりとなり得る一方、月初と同様に「合意はイラン次第」との姿勢を強調するような事が起これば、原油安→豪ドル売りの流れから、豪ドル/円は昨日の上げ幅の大半を消す事も起こり得る。関連報道にはくれぐれも要注意だ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
豪ドル/円は原油高を手掛かりに、昨日12日は大幅に上昇。本日の東京市場では中国3月貿易収支において、市場予想以上に輸出が伸び、市場予想よりも輸入の減少が小さかった事から、一時84.00円台まで値を伸ばす場面が見られた。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-13 18:30