「劣等生」だった日系車が「優等生」になった理由とは=中国報道

昨今の中国市場では日系車の販売が好調だ。一時は不買運動が発生し、日系車が破壊される事態も起きたが、中国市場が減速傾向にあるなかで順調に売り上げを伸ばしている。
中国で自動車関連の情報を専門に扱う蓋世汽車網はこのほど、一時期販売不振だった日系車の販売が好調な理由を分析する記事を掲載。2012年以降、日系車は「劣等生」だったとしながらも、15年に「優等生」となり、16年も好調な販売を続けていると報告しているが、日系車の販売はなぜ好調なのだろうか。
記事が好調の理由として指摘しているのは「小型車戦略」だ。以前の中国では一様に大きな自動車が支持されていたが、15年10月から16年12月31日までの間、排気量1.6L以下の自動車に対して減税処置が取られている。その結果、中国市場では排気量の小さな自動車が売れるようになっており、日系車の得意な分野として小型車が支持されているようだ。
もう1つの理由は「若者戦略」だ。日系メーカーは若者が好むSUV車などを多数中国市場に投入することにより売り上げを伸ばしてきたが、今後も日系メーカーは好調を維持出来るのだろうか。2012年に日系車が販売不調になったのは尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題が発生したからであり、再び同じ問題が浮上するリスクは存在する。
また、中国では官製メディアが販売好調な外資企業を叩く傾向にある。今後、日系企業が好調な販売を続ければ、何かの理由を付けて日系企業叩きをしてくる恐れもある。日系メーカーは逆風のなかでも中国人消費者に支持されるような製品を作り続けていく必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
昨今の中国市場では日系車の販売が好調だ。一時は不買運動が発生し、日系車が破壊される事態も起きたが、中国市場が減速傾向にあるなかで順調に売り上げを伸ばしている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-17 15:15