熊本地震:訪日観光中に被災、救助までの出来事を中国人が語る

 熊本県で規模の大きな地震が相次いで発生し、多数の死傷者が出た。被災者のなかには多くの外国人旅行客も含まれており、複数の中国人旅行客が阿蘇山の温泉旅館に宿泊中だったという。  中国メディアの新聞晨報はこのほど、阿蘇山で宿泊中だった中国人旅行客が語ったという、地震発生時から救助されるまでの恐怖の体験を伝えている。  記事は、熊本で被災したという上海出身の女性は、20人の団体ツアーで熊本を九州を訪れていたことを紹介。南阿蘇村を訪れ、現地の温泉を体験し、就寝中に地震に遭遇したと紹介。さらに、女性の言葉として「誰かに揺さぶられている感じがしたと思ったら、突然大きな揺れに襲われた。すぐに大地震だと思ったが、まったく動けなかった」と紹介している。  その後、旅館から外へ出て、バスのなかで一夜を過ごしたという中国人女性だが、バスの車外では人びとが慌てて動き回っている様子を見て、日本語はわからなかったが「ただ事ではない」ことを悟り、緊張と不安のなか一睡もできずに朝を迎えたと伝えた。その後、宿泊していた部屋に荷物を取るために戻ってみると、電灯をはじめ、ありとあらゆるものが倒れ、床に散乱し、部屋の様子は一変していたと伝えた。  さらに記事は、旅館は山の上にあったため、道路は地震で亀裂が入り、山崩れも発生していたため下山が難しい状況であることが分かったと紹介。その後、不安に押し潰れそうになりながらも、身を守るための行動を模索していると、中国領事館側がヘリコプターを手配したことでようやく救助されのだという。  文章からは、楽しかった観光旅行中に異国の地で大地震に遭遇したことで、混乱し、恐怖している様子が伝わってきた。多くの死傷者が出ている今回の地震で、中国人一行が怪我なく避難できたことについて、中国人女性は「助けてくれた人びとに心から感謝したい」と語っている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
熊本県で規模の大きな地震が相次いで発生し、多数の死傷者が出た。被災者のなかには多くの外国人旅行客も含まれており、複数の中国人旅行客が阿蘇山の温泉旅館に宿泊中だったという。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-19 16:45