【為替本日の注目点】原油価格上昇でNYダウ続伸

日本株の大幅反発を受け、ドル円は109円台で堅調に推移。株高・原油高を材料に109円45銭まで買われたが、軟調な住宅関連指標に上値は抑えれら、109円10-20銭で取引を終える。
ユーロドルは続伸。ドイツのZEW景況指数が好調だったことや、ECB理事会では追加緩和には動かないとの見方から買いが優勢となり1.1385まで上昇。
株式市場はまちまちながら、ダウは3日続伸。ジョンソン&ジョンソンなどの決算が相場を支えた。ナスダックは19ポイント反落。
債券相場は続落。原油高がインフレ観測を高めるとの見方が売りにつながった。長期金利は1.78%台と小幅に低下。
金は大幅に続伸し、1254ドル台に。原油も続伸し41ドル台を回復。クウェートの労働ストライキが3日目に入ったことが材料視された。
3月住宅着工件数 → 108.9万件
3月建設許可件数 → 108.6万件
ドル/円109.00~ 109.45
ユーロ/ドル1.1339 ~ 1.1385
ユーロ/円123.94 ~ 124.44
NYダウ +49.44 → 18,053.60ドル
GOLD +19.3 → 1,254.30ドル
WTI +1.30 → 41.08ドル
米10年国債+0.014 → 1.785%
本日の注目イベント
日 3月貿易収支
独 独3月生産者物価指数
英 英3月雇用統計
米 3月中古住宅販売件数
米 米週間原油在庫
為替も株も連日値幅が大きく、センチメントも「日替わりメニュー」のような展開です。月曜日には、熊本地震とG20の影響、さらにはドーハでの産油国会合の失敗などで、急速に円買いが起こり、日経平均株価も600円を超える下落を見せました。ところが昨日は一転してドル円は109円台半ばまで買われ、日経平均株価は前日の下げを全て埋める上昇でした。
基本的には105-110円のレンジ内での動きと言えますが、その中でもトレンドが掴みにくい展開と言えます。あえて注釈をつければ、ドル高株高への流れは、政府日銀に対する政策期待が働いていると見られ、一方ドル安株安に振れた際には円の先高観が根底にあり、105円に向かうという相場観が働いていると見られます。
昨日のNY市場でドル円は109円台半ばまで上昇しましたが、これまでと同様に上値を抑えられています。それでもドル円以外のクロス円では「円安」が進んでおり、豪ドル円は85円台半ば、ポンド円も157円台を回復しています。深読みすれば、109円台半ばから110円にかけてのドル円は、それだけドル売り意欲が強いと言えます。
ただ注意しなければいけないことは、だからと言ってこの水準が絶対に抜けないというわけではないということです。利益が乗っている人は一旦は売り場を探るスタンスでいいでしょうが、新規にショートで入る際には110円を抜けたら切らなければいけません。110円を抜けたらストップがドルを押し上げる可能性があるからです。順当な手法としたら、109円80銭辺りでショート、110円30銭でストップというところです。万が一やられても、マイナス50ポイントで抑えておく必要があります。
NYダウは3日続伸して1万8000ドル台を固めているようですが、個人的にはそのイメージが湧いてきません。WTI原油価格がドーハでの増産凍結に至らなかったにもかかわらず、昨日は41ドル台を回復しています。
30ドル割れは2カ月以上も昔の話になってしまいました。この原油価格の安定がNYダウの上昇につながっていることは明らかです。従って、原油価格が何らかの原因で再び30ドル割れを試すような展開になるようだと、NYダウも大きく下げに転じることは十分考えられます。
明日のECB理事会を皮切りに、ここは日米欧中銀の政策を見極めるスタンスにならざるを得ません。政策変更の中身次第ではどちらにも大きく動くことになります。本日の予想レレンジは108円50銭~109円80銭程度を見ますが、ないとは思いますが、日経平均株価が昨日のような上昇を見せるようだと、上値を取りに行くことも考えられます。109円台半ばを超えたら、どの程度ドル売り需要があるのかも関心を集めます。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
日本株の大幅反発を受け、ドル円は109円台で堅調に推移。株高・原油高を材料に109円45銭まで買われたが、軟調な住宅関連指標に上値は抑えれら、109円10-20銭で取引を終える。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-20 09:30