各地でゴーストタウンが生まれた中国、在庫解消にかかる時間は・・・

中国で不動産バブルが生じしていると指摘されて久しい。現時点ではまだ崩壊はしていないが、中国各地でゴーストタウンが生じるなど、不動産市場が健全でないことは事実といえる。
中国メディアの東方財富網は18日、国際通貨基金(IMF)副専務理事の朱民氏が17日の記者会見で明らかにした中国の不動産在庫問題に対する見解について紹介。朱民氏は中国の不動産市場に現在2つの問題が存在しているとし、1つは価格が高すぎることであり、もう1つは在庫が多すぎることだと指摘した。
さらに朱民氏は2015年に行われた調査を紹介、その調査によれば中国には10億平方メートルの不動産在庫が存在し、当時の中国がこの在庫を消化するには4年から5年かかる計算だったと説明。短期間では到底さばききれないほどの在庫が積み上がっている現状を指摘した。
一部調査によれば北京、上海、広州、深センなどの1級都市の不動産在庫の消化期間の平均は約9カ月だが、2級都市は約12カ月、3級都市になると19カ月になる。一般的に中国の住宅販売在庫の健全な消化期間は10カ月と言われる。従って特に3級都市において不動産在庫は深刻な問題になっていることがわかる。
北京や上海などで生じている不動産価格の急騰は供給不足によるものであり、一方で3級都市の不動産在庫は需要不足や購買力不足によるもので、3級都市においては不動産在庫問題が大きな圧力になっている。3級都市に存在する不動産在庫問題を解決するため、中国政府は農民工に向けて住宅を購入するよう奨励しているが、収入の低い農民工が不動産を購入などできようか。
不動産投資は中国の国内総生産(GDP)への貢献度が大きいうえに、建設に関連する他産業への影響も大きいだけに、中国としては何としてもこの問題を解決したいところだが、道のりは決して平坦ではなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国で不動産バブルが生じしていると指摘されて久しい。現時点ではまだ崩壊はしていないが、中国各地でゴーストタウンが生じるなど、不動産市場が健全でないことは事実といえる。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-20 16:15