【本日注目の通貨ペア】ユーロ/豪ドル:豪ドル高からユーロ安に

ユーロ/豪ドル相場は、原油などの資源価格の持ち直しを背景に豪ドル高主導で下落が続いていたが、昨日は欧州中銀(ECB)理事会を控えてユーロ安も進んだ。ECBが本日の理事会で追加緩和に動く可能性はほぼないが、理事会後の会見でドラギ総裁がユーロ安に繋がるハト派発言を行うのではないかとの観測が浮上しているようだ。3月の追加緩和実施にもかかわらず、主に対ドルでユーロ高が進んだ事に対してECBが不快感を持っている事は想像に難くない。このため、総裁がユーロ相場の押し下げを狙ってハト派的な発言を行うとの見立てにはそれなりの説得力がある。仮にこうした見立てどおりの展開となれば、ハト派発言を好感して欧州株式市場が値上がりする公算が大きい。つまり、追加緩和期待のユーロ安とリスク選好の豪ドル高が同時進行する可能性が高まる事になる。
ただし、現時点でドラギ総裁のハト派発言への期待が高まっている(ユーロ安が進んでいる)点を鑑みると、失望リスクも相応に高いと言わざるを得ない。「思ったほどハト派的な発言ではなかった」との評価でさえもユーロを買い戻す理由になり得るだろう。株安を誘えばユーロ/豪ドルの上昇に拍車が掛かる可能性もある。いずれにしても、本日の欧米市場のユーロ/豪ドル相場はボラティリティが高い荒れ模様の展開が見込まれるため、ドラギECB総裁の会見が始まる21時30分(日本時間)以降は緊張感を持って臨みたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ユーロ/豪ドル相場は、原油などの資源価格の持ち直しを背景に豪ドル高主導で下落が続いていたが、昨日は欧州中銀(ECB)理事会を控えてユーロ安も進んだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-21 18:15