【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:失望リスク

 日銀は28日、金融政策の現状維持を発表した。一部通信社が22日に「日銀は金融機関への貸出金利にもマイナス金利適用を検討している」と報じた事から追加緩和への期待が膨らんでいたが、そうした期待が見事に裏切られた格好となり「失望」の円買い戻しが強まった。ドル/円は午前の高値から3円超もの大幅下落となっており、欧米勢の追随的な円買いに警戒が必要な情勢だろう。  そうした中、本日は米国で1-3月期国内総生産(GDP)・速報値が発表される。昨日発表された米3月貿易収支(財の取引のみの速報値)で、赤字額が大幅に減少した事が明らかとなっており、これがGDPの押し上げ要因になるとの見方が浮上している。米1-3月期GDP・速報値の予想中央値は前期比年率+0.6%だが、貿易収支の結果によって実際にはもう少し高めの伸びが期待されている可能性が高そうだ。ただ、期待値のハードルが上がった事は、日銀の例を持ち出すまでもなく、失望リスクが膨らんだ事と表裏一体だ。万一、GDPが前期比年率+0.6%をクリアできなければ、「失望」のドル売りがかさむ可能性がある点には注意を要する。  ドル/円は、黒田日銀総裁の定例会見中にも仕掛け的な円買いの動きが強まっており、108.00円台まで下値を切り下げている。今月11日に付けた約1年5カ月ぶりの安値(107.633円)の更新が視野に入ってきただけに欧米市場の値動きが注目される。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
日銀は28日、金融政策の現状維持を発表した。一部通信社が22日に「日銀は金融機関への貸出金利にもマイナス金利適用を検討している」と報じた事から追加緩和への期待が膨らんでいたが、そうした期待が見事に裏切られた格好となり「失望」の円買い戻しが強まった。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-04-28 19:30