日本近海の貴重な海底資源・・・中国も同様に注目も「日本が狙ってる」

 日本はこれまで天然資源に乏しい国とされてきた。総合エネルギー統計によれば、日本の2010年におけるエネルギー自給率は原子力を除くと7.7%、原子力を含めても19.1%にとどまり、そのほかはすべて輸入に頼っているのが現状だ。  だが、日本の四方を囲む海の底には莫大な量の資源が存在することが分かってきている。メタンハイドレートをはじめとする貴重な資源が日本近海には大量に存在しており、現在はまだ探査の段階にあるが、将来の商業開発に向けた期待が高まっている。  一方、中国メディアの東方頭条はこのほど、海底資源に注目しているのは日本だけではなく中国も同様だと主張し、中国の領海内の貴重な資源を日米が狙っているなどと主張する記事を掲載した。  メタンハイドレートはメタンを中心に周囲を水分子が取り囲んだ結晶体の物質だ。永久凍土の地下深くや海底など、高圧で低温の場所に存在しており、地上に取り出すと氷からメタンの泡が出て、火をつけると盛んに燃えることから「燃える氷」などと呼ばれることがある。  一方、メタンハイドレートは温室効果の高いメタンが固体化したものであるため、海底からの採掘にあたっては慎重な取り扱いが必須となる。メタンハイドレートが溶けてガスが大気中に放出されれば温暖化が進むことにつながるためであり、メタンハイドレートの商業開発においては技術的難題も多いとされる。  記事は、中国がメタンハイドレートの研究を開始したのは近年のことであると指摘し、日本や米国などの先進国に比べて研究は遅れていると主張。中国にとって海洋資源は貴重なものであるが、その資源に対して日本や米国が目をつけて奪い取ることを狙っていると主張したうえで、領海と海洋資源を守ることが最大の任務であると論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
日本はこれまで天然資源に乏しい国とされてきた。総合エネルギー統計によれば、日本の2010年におけるエネルギー自給率は原子力を除くと7.7%、原子力を含めても19.1%にとどまり、そのほかはすべて輸入に頼っているのが現状だ。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-05-05 22:00