新幹線のせいだ!タイが中国との約束を反故にした理由=中国

中国の習近平国家主席は「一帯一路」と呼ばれる、中国を中心とした巨大な経済圏の構築を国家戦略に掲げている。
一帯一路の「一帯」とは、陸上において中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパを結ぶ「シルクロード経済ベルト」の構築を指し、一路とは海上において中国沿岸部から東南アジア、インド、さらにはアフリカ東岸までつながる「21世紀海上シルクロード」の構築を指す。つまり、中国を中心にアジア、ヨーロッパ、アフリカ大陸を結ぶという構想だ。
そして、一帯一路構想において重要な役割を果たすのが高速鉄道であり、中国が東南アジア諸国などに積極的に高速鉄道を売り込んでいるのも、一帯一路構想があるからこそと言える。中国はすでにインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画を受注したが、タイは中国の資金を受け入れずに自己資金で建設すると発表したように、中国の高速鉄道輸出は決して順風満帆ではない。
中国とタイは高速鉄道事業で協力することを確認済みだったが、タイが急に態度を変えた背景について、中国メディアの今日頭条はこのほど、「タイが約束を反故にしたのは新幹線のせいだ」と主張する記事を掲載した。
タイの高速鉄道計画では、中国側の資金を受け入れない一方で、技術や車両は中国製を採用することになるが、建設を請け負う企業や作業員はすべてタイが自前で用意することになる。記事は、中国高速鉄道は世界でもっとも安価であるとし、建設費も他国の3分の1程度で済むとしながらも、それでも輸出事業で「受動的立場」にあるのは日本が新幹線輸出に向けて中国の邪魔をしているからだと主張した。
さらに、日本はインドネシア高速鉄道で中国に敗れたことで、「臥薪嘗胆の思いで、挽回を狙っている」と主張し、日本はタイで大きなシェアを獲得するために積極的に働きかけを行っていると論じたほか、日本はすでに「高速鉄道市場で中国と徹底的に競争する決心を固めている」と主張し、今後さらに激化するであろう日本との競争に対して警戒感を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)nui7711/123RF.COM)
中国の習近平国家主席は「一帯一路」と呼ばれる、中国を中心とした巨大な経済圏の構築を国家戦略に掲げている。一帯一路の「一帯」とは、陸上において中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパを結ぶ「シルクロード経済ベルト」の構築を指し、一路とは海上において中国沿岸部から東南アジア、インド、さらにはアフリカ東岸までつながる「21世紀海上シルクロード」の構築を指す。つまり、中国を中心にアジア、ヨーロッパ、アフリカ大陸を結ぶという構想だ。(イメージ写真提供:(C)nui7711/123RF.COM)
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2016-05-08 18:00