スポット金は3日ぶり反落、ドル高を受け

5月12日のスポット金は3日ぶり反落、前日比1.1%安の1263.25ドル/トロイオンスで引けた。外為市場でのドル高を受け、代替投資の金買いが後退した。また1300ドル台を重要なレジスタンスと意識したことも金価格を圧迫した。
米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は12日、講演で、米連邦準備理事会(FRB)が設定する政策金利について「現在の水準は低すぎる」と発言した。ジョージ総裁は「米経済は完全雇用もしくはそれに近い状態にあり、物価上昇率も目標の2%に近づいている」と指摘した上、「急激な利上げが経済を減速させ、物価上昇率を望ましくない水準に押し下げる可能性があるのと同様に、あまりにも低い金利を続けることにもリスクがある」と述べた。ジョージ総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。FOMCは4月に金利据え置きを決めたが、ジョージ総裁は利上げを主張し反対票を投じた。
NY外為市場でドル円は108.614円まで売られたものの、その後反転し、一時109.140まで値を回復した。ドルの上昇を受け、スポット金はNY序盤の1280.70ドルから1261.43ドルまで下落し、終盤では1263.25ドル付近で推移した。
金連動型上場取引型金融商品「SPDRゴールド・シェアーズ」を通じた保有量は13日時点で前日より3.27トン増の845.19トンとなった。2013年12月以来の高水準となっている。
12日のWTI原油先物は3日続伸、前日比1.2%高の46.39ドル/バレル、約6カ月ぶりの高値で引けた。需給バランスが価格を主導している。世界の原油供給が減少するとの見方が広がった一方、カナダのオイルサンド企業が生産再開を計画していることが影響し、方向感が定まらなかった。
前日米エネルギー情報局(EIA)週報で米原油在庫が減少したことを好感したことで、WTI原油はNY序盤で一時46.99まで買われたが、WTI原油の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が引き続き増加しているなか、森林火災の影響で中断していたカナダ西部アルバータ州のオイルサンド産地での生産が再開の兆しを見せていることなどから、原油価格は昼ごろまでにマイナス圏に沈んだ。終盤に向かって値ごろ感などから買い戻しが入り、プラス圏に切り返した。 (情報提供:東岳証券)
5月12日のスポット金は3日ぶり反落、前日比1.1%安の1263.25ドル/トロイオンスで引けた。
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2016-05-13 11:30