新幹線は先駆者、高速鉄道がビジネスに・・・だが中国は今やリーダー

中国メディアの捜狐はこのほど、高速鉄道を自主開発できる国は世界で4カ国しか存在しないと伝えつつ、それぞれの高速鉄道システムを紹介する記事を掲載した。
新幹線は世界で初めて開業した高速鉄道システムだが、記事は「日本は高速鉄道分野における覇者の1つ」と指摘。東海道新幹線が開業したのは東京五輪が開催された1964年のことであり、今から50年以上も前のことだと伝え、「当時の世界一流の技術を代表する高速鉄道システムだ」と称えた。
さらに、新幹線によって世界の高速鉄道がまさに試験段階から真のビジネスへと昇華したのだと紹介。新幹線は高速鉄道分野における先駆者であると同時に今なお世界最高峰の技術力を誇る高速鉄道システムだ。記事も新幹線の先駆者としての貢献を称えている。
また記事は、ドイツの高速鉄道について「ドイツ国内の大小130都市を密接に連結させる存在」であると伝え、人員だけでなく、貨物輸送にも活用されていることからドイツ経済に多大な貢献を果たしていると論じた。さらに、フランスもTGVと呼ばれる高速鉄道システムを持つ国だが、記事は「1981年に開業したTGVはパリを中心にフランスのみならず、周辺国とも連結する高速鉄道」と紹介した。
続けて、中国高速鉄道について「日本やドイツに比べて圧倒的に後発組」であるとしながらも、後発の優位を活かして今や世界を代表する高速鉄道になったと主張。米ニューヨークから鉄道でマイアミを訪れようと思った場合は30時間ほどかかるが、ほぼ同程度の距離に相当する北京と上海を結ぶ高速鉄道ならばわずか6時間で到着可能だと指摘し、「中国高速鉄道は今や技術力の高さから多くの国に輸出されている」と論じた。
新幹線と中国高速鉄道が国外の鉄道インフラの受注競争を繰り広げているが、これには商業的な利益だけでなく、アジアの地位をめぐる政治的な駆け引きも含まれている。中国は高速鉄道を輸出し、アジアから欧州にいたるまでの地域を中国と連結させることで自国の経済圏をより拡大しようと画策しているためだ。中国の構想が実現すれば、日本の地位は相対的に低下すると懸念される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Dingming Zhang/123RF.COM)
中国メディアの捜狐はこのほど、高速鉄道を自主開発できる国は世界で4カ国しか存在しないと伝えつつ、それぞれの高速鉄道システムを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Dingming Zhang/123RF.COM)
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2016-05-16 19:30