日本は世界のロボット大国なのに・・・災害への活用に遅れ=中国

 日本は世界のロボット産業をけん引する国の1つだが、中国メディアの元器件交易網はこのほど「日本はロボット大国なのに、災害へのロボット活用は遅れている」と指摘する記事を掲載した。  記事は、日本が産業用ロボットなどの分野で世界をリードする存在であり、ロボット大国を自認していると伝える一方、東日本大震災や熊本地震での救援活動や福島原発の事故処理ではロボットの活躍度合いは限定的だと指摘。特に原発事故の処理においては、米国やフランスのロボットのほうが活躍したとし、日本のロボット大国としての顔に泥を塗ったと論じた。  続けて、日本の災害用ロボットをめぐる問題は「事前の想定がなされていないこと」にあると指摘し、そのため経験も演習も行われていないと主張。日本は地震や台風、大雪など自然災害が多発する国であり、既存インフラの防災基準は厳格に施行されているとしながらも、「従来の防災技術が完備されているためか、新しい技術の導入が遅いのではないか」と論じた。  また記事は、欧米諸国が災害用ロボットの研究開発を進めていることに対し、日本も足並みを揃えようとしているとしながらも、有識者の見解として「日本の災害用ロボットは開発後に展示されるだけで、実際に運用されるケースは少ない」と指摘。欧米各国は軍事や人道支援の場に積極的に災害用ロボットを投入し、経験を積んでいると紹介、その差は開く一方だと論じた。  日本がロボット産業を成長戦略の1つに位置づけているように、ロボット産業は将来の世界経済にとっても重要な産業であると同時に、競争も激化することが予想される分野だ。米国では4本足で走行可能な非常に優れたロボットが登場しているが、日本のロボット大国としての地位は決して安泰ではなく、今後もロボット産業をリードしていくためには積極的な研究開発が必須の状況だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
日本は世界のロボット産業をけん引する国の1つだが、中国メディアの元器件交易網はこのほど「日本はロボット大国なのに、災害へのロボット活用は遅れている」と指摘する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-05-17 21:15