日本に勝つには価格競争力だけでは足りない・・・高速鉄道の受注競争=中国

 中国メディアの今日頭条はこのほど、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の受注競争における日本の真の動機は「中国の発展を阻むこと」にある主張、中国が受注競争で日本に勝利するには、持ち前の価格競争力だけでは足りないという見方を示した。  記事はマレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の受注競争における日本の真の動機について「中国の発展を阻むこと」にあると主張、日本の目的は「純粋に中国との競争あるいは中国を攪乱することにある」と論じた。。  さらに「中国の一帯一路計画の遂行に合わせて、日本は明らかに新幹線の輸出を加速させた」とし、「市場獲得が目的なのか、あるいは中国の発展を阻もうとしているのか、見識のある人であれば一目瞭然だ」と論じ、日本の目的はビジネスにはなく、むしろ中国の戦略を阻む明確な意図があるして警戒感を示した。  記事はこの受注競争における中国のアドバンテージとして、「日本の半値に近い」とされる価格競争力、さらに「高地寒冷地帯から熱帯、また沿海からゴビ砂漠まで、最も複雑な環境の試練を受けた運行経験」を挙げた。また英メディアが中国の勝利を予測、その根拠としてマレーシアの80%の鉄道車両が中国製であり、また中国が15年7月にマレーシアに9700万ドル(約106億円)の鉄道車両製造工場を建設した点を挙げていることを紹介した。  しかし記事は価格競争力をはじめとするこうしたアドバンテージだけでは「足りない」と指摘、「いかに中国周辺国の疑いを取り除くか、特に日本の妨害に備えることが、今回の受注競争に勝利する重要なポイントかもしれない」と説明した。  様々な分野の受注競争に共通する要素の1つは顧客を奪い合うことだ。仲良く均等に分けることはできない。地球上の資源は限られており、自国経済の発展を願う国と国が受注競争で衝突するのは避けられないだろう。マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の受注競争もその一例に過ぎない。  こうした条件の下で自国経済を発展させるということは、競争相手を意識し、その上をいく努力を払うことが必要だ。記事の論法は日本の動機を歪めて説明するものであり、この受注競争における中国側の正当性を主張する狙いがあるようだ。しかし限られた資源を奪い合う受注競争において、受注の正当な権利があると主張できる国など存在しない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)
中国メディアの今日頭条はこのほど、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の受注競争における日本の真の動機は「中国の発展を阻むこと」にある主張、中国が受注競争で日本に勝利するには、持ち前の価格競争力だけでは足りないという見方を示した。(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)
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2016-05-22 12:15