【本日注目の通貨ペア】米当局者発言に注目集まる

 東京市場のドル/円は、一時109.60円台まで反落。本邦4月貿易収支が予想以上の黒字を計上した事をきっかけに円買いが活発化した。もっとも、輸出金額が前年比で10%超も減少するなど(輸入がそれ以上に減少したため黒字が大きくなった)、内容的には今後の円高圧力上昇を示唆するものではなかったと言えそうだ。市場の関心が米国の利上げ動向に向いている事もあって、ドル/円相場における本邦貿易黒字拡大の「賞味期限」は短いと考えて差し支えないだろう。  米国の早期利上げ観測については、6月もしくは7月の利上げを支持する米FOMC当局者の発言がこのところ続いており、ドルの押し上げに一役買っている。本日のブラード米セントルイス連銀総裁とウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁の講演もその発言内容が注目される。なお、明朝にはハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の講演も予定されている。  米短期金利市場が織り込む6月の利上げ確率は、現時点でも3割未満にすぎない。FOMC当局者のタカ派発言が続けば、6月利上げの可能性を見据えてドルが上昇する余地は十分に残っていると考えられる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部) (イメージ写真提供:123RF)
東京市場のドル/円は、一時109.60円台まで反落。本邦4月貿易収支が予想以上の黒字を計上した事をきっかけに円買いが活発化した。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-05-23 18:45