今週の為替相場見通し(2016年5月30日~)=為替王

先週の為替相場は1ドル=109円台~110円台の範囲で推移し、あまり大きな値動きはありませんでした。大きな流れを見ますと、5月上旬のゴールデンウィーク中に円高が止まって、先々週に110円まで戻ってきてからは、ほぼ横ばいで推移しているように見えますね。しかし、細かく見ますと、ここから、もう一段の円安(ドル高)の可能性の芽がかすかに出ている状態と言ってよいかもしれません。
非常に微妙な情勢ではありますが、私のチャート分析において、一部に円安を示唆するシグナルが確認できます。これを素直に解釈しますと、1ドル=111円台後半へ向かって、円安方向へもうひと伸びするシナリオが考えられるかと思います(偶然ですが、4月下旬の一時的な円安反発時とほぼ同じ水準を目指すことになります)。もし仮に、今回のシグナルがダマシで腰折れてしまう場合、意識されるのは109円台後半の水準。目先はそのあたりに、ちょっとした下値サポート帯がありますので、その水準を下回らない限りは、短期的な円安見通し継続ということでよいかと思います。
さて、注目通貨として掲げていた豪ドル円。豪ドル安(円高)がさらに拡大するリスクを抱えた状態であることは間違いないと思われるのですが、先週は、相当な粘りを見せました。ほぼ毎日のように1豪ドル=79円を割れて、下方へ崩れようかという動きが何度も見られました。しかし、いずれも一時的で、週末も終値ベースで79円台をしっかりキープ。今週も引き続き、78円台後半~79円近辺の水準が重要なトリガーになっており、もしも明確に割り込んできた場合は、76円~75円台突入へと豪ドル安が加速する可能性が高まるとの見方を維持します。(執筆者:為替王)
先週の為替相場は1ドル=109円台~110円台の範囲で推移し、あまり大きな値動きはありませんでした。
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2016-05-30 09:15