【本日注目の通貨ペア】明日に豪GDPと中国PMI

NY原油先物が50ドル前後まで上昇し、世界的に株価が堅調に推移しているにもかかわらず、31日東京市場の豪ドル/円は80円台に甘んじている。他のクロス円ペアに比べるとその上昇ピッチは明らかに鈍く、月初来高値(81.949円)の更新は難しい情勢だ。RBAによる追加利下げ観測観測が豪ドルの上値を抑えていると見られる。
明日6月1日に発表される豪1-3月期国内総生産(GDP)の結果が利下げ観測にどのように影響するか注目しておきたい。RBAは5月6日に発表した四半期金融政策報告で、今年のインフレ見通しを引き下げた一方、成長率見通しは2.5%-3.0%前後で据え置いた。そうした中、今回の1-3月GDPについては、前年比+2.8%と10-12月期の+3.0%から減速するもののRBA見通しの範囲内に収まると予想されている。もし予想を下回り、RBA見通しの下限に接近する事になれば追加利下げの思惑を呼びやすい半面、予想を上回り10-12月期以上の伸びを示せば利下げ観測が一気に後退する事も考えられる。わずかなブレで市場の受け止め方が180度違ったものになる可能性があるため注意しておきたい。
また、明日は中国で5月製造業PMIが発表される。大企業中心のPMIは50.0、中小企業中心の財新PMIは49.2と、それぞれ前回から小幅に低下(悪化)する見込みとなっている。中国製造業の景況感悪化は豪中経済の関係性の強さから豪ドル売り材料となる事が多い半面、予想外の改善はポジティブサプライズになり得る。豪ドル/円にとって、注目イベントが重なる明日のアジア時間は、先行きの相場展開を占う上で重要なポイントとなりそうだ。
(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部) (イメージ写真提供:123RF)
NY原油先物が50ドル前後まで上昇し、世界的に株価が堅調に推移しているにもかかわらず、31日東京市場の豪ドル/円は80円台に甘んじている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-05-31 19:30