【今日のドル円】ドル売り・円買いは一巡か

昨日は、日本政府の消費増税先送りを受けて円高に振れた。安倍首相が2年半の延期を正式に決めた事によって、日銀の追加緩和も先送りされるとの見方が広がったとする解説も聞かれたが、これにはやや違和感がある。増税先送り自体はかなり前から見込まれていたし、2年半という期間についても突然降って湧いた訳ではない。
昨日のドル/円の109円台前半までの下落は、増税先送りを円安要因と捉えてポジションを構築していた投機筋が、正式表明によって「手仕舞い」に動いたと考えるべきであり、今後の展開に尾を引くものではないだろう。
そうした中、昨日はあまり注目されなかったが、6月FOMCの討議資料となるベージュブックは「全国的なインフレ圧力の高まり」を指摘するなどタカ派的な内容であった。
6月もしくは7月の米追加利上げが見込まれる中で、109円割れまでドルを売る理由は乏しい。本日のドル/円は売り一巡後の底堅い推移が予想され、米5月ADP全国雇用者数(21:15)がそれなりの強さを示せば110円台の回復も見込めるだろう。
ただ、ウイーンで開催されるOPEC総会が波乱要因となる可能性もある。総会では原油の生産制限が協議される見通しだが、仮に不調に終われば原油安となり、株安とリスク回避の円買いを誘いかねないため注意が必要だろう。
本日の予想レンジ:109.000-110.300円
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日は、日本政府の消費増税先送りを受けて円高に振れた。安倍首相が2年半の延期を正式に決めた事によって、日銀の追加緩和も先送りされるとの見方が広がったとする解説も聞かれたが、これにはやや違和感がある。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-02 09:15