「小さなナット」に見た日本企業の実力・・・日中の差が見て取れる=中国

 中国は近年、「安かろう悪かろう」と呼ばれた製造業において、質の向上に取り組む姿勢を見せている。一部ではすでに世界に通用するほどの技術力を持つ企業も現れつつあるが、全体としてみた場合はまだ「安かろう悪かろう」というイメージのほうが強いと言えるだろう。  だが、製造業の高度化に取り組み始めたからこそ、はっきりと見えるものもあるようで、その1つに日本と中国の製造業との「差」が挙げられる。中国メディアの捜狐はこのほど、日本企業が製造する「緩まないナット(ねじ)」を紹介したうえで「小さなナットから日中の差が見て取れる」と伝えている。  記事は、日本の企業が生産する「緩まないナット」について、その原理や性能を紹介したうえで、日本のみならず、世界中で採用されていると紹介。中国や韓国、さらには台湾の鉄道でも採用されているとし、「台湾新幹線の安全性にも貢献している」と指摘した。  さらに、鉄道以外にもスカイツリーや明石海峡大橋、米国のロケット発射台や世界中の海洋プラントにも採用されているとし、いかに「緩まないナット」が世界中で求められ、そして評価されているかを紹介した。また、日本企業の「緩まないナット」の成功に対し、市場には模倣品が大量に現れたことを指摘する一方、「どの企業も緩まないナットを再現できず、本物に匹敵する模倣品は存在しない」と指摘した。  一方で記事は、中国にも「緩まないナット」を生産する企業が存在することを指摘し、独自の方法で「緩まない」ことを実現していると主張。今後の発展に期待したいところだと主張しつつも、現在は日本企業の「緩まないナット」が世界で圧倒的なシェアを獲得し、「小さなナットから日中の差が見て取れる」ことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国は近年、「安かろう悪かろう」と呼ばれた製造業において、質の向上に取り組む姿勢を見せている。一部ではすでに世界に通用するほどの技術力を持つ企業も現れつつあるが、全体としてみた場合はまだ「安かろう悪かろう」というイメージのほうが強いと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-04 12:15